高齢医学医局員アンケート
医局員を対象に、高齢医学・高齢診療科はどんな科なのか?や入局した理由などを回答してもらうアンケート「高齢医学の中の人に聞きました」の結果を公開します。
アンケートは2021年4月~5月に実施され、対象医局員の16人が回答しました。高齢医学・高齢診療科がどんなところなのか興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
回答者の性別と年齢
回答者のうち男性は8人、女性も8人でした。年齢は30代が9人(56.3%)と40代が5人(31.3%)が大半を占め、他は60代が1人(6.3%)、内緒が1人(6.3%)でした。
Q.高齢医学を一言で表すとどんな科ですか?
「キャリアが自由」との回答が9人(56.3%)と最も多く、続いて「やりがいがある」「将来が安心」「真面目」がそれぞれ2人(12.5%)、「楽しい」が1人(6.3%)でした。
Q.高齢医学に入った一番の理由は?
「総合的に患者さんを診たい」が回答が13人(81.3%)と最も多く、続いて「医局の雰囲気が良かった」が5人(31.3%)、「やりがいがある」と「お年寄りが好き」がそれぞれ4人(27.0%)、「認知症をきちんと診たい」と「臓器専門を決めたくなかった」が3人(18.8%)、「家庭と両立できる」と「一緒に働きたい先輩がいた」と「家業を継ぐ上で必要だった」が2人(12.3%)、「高齢者診療に哲学があるから」が1人(6.3%)でした。
Q.皆さんの今の目標は?
「専門医の取得」が10人(62.3%)と最も多く、続いて「診察手技の上達」が4人(27.0%%)、以下は全て1人(6.3%)づつでした。1件の回答は以下に示します
- 在宅と施設と病院とで最適化された医療介護を提供すること
- 老年医学の対外的認知度向上、老年医学におけるY&Z世代の育成
- 多職種との連携で地域医療への貢献
- 老年学的診療の仕方の指導
- 地域医療への貢献
- セミリタイヤ
Q.高齢医学の満足度は?
10点満点で8点が7人(43.8%)と最も多く、続いて9点が4人(56.3%)、10点が3人(25.0%)、7点が2人(18.8%)でした。
Q.最後に高齢医学に入局した後輩へ一言
- 高齢者の方々、その家族が笑顔になれるよう日々診療しています。おじいちゃん、おばあちゃんが大好きな方、一緒に頑張りましょう。
- 患者さんを丁寧に診る科であり、とてもやりがいがあります。ご興味のある方はご連絡ください!。
- 高齢者の疾患を診る医師はたくさんいます。総合的・全人的に高齢者を診る事が出来る医師をいっしょに目指しましょう。
- お年寄りは人生の先輩です。高齢者診療をとおして、人生を深く思索しましょう!。
- 総合内科をじっくりと勉強できます。
- 総合内科+高齢者を重点的に見たいならお勧めです。
- 必ず患者さんを総合的な診療ができるようになれる場所だと思います。一緒に働けるのを楽しみにしてます。
- 内科全般と認知症を同時に診療できる数少ない医師を目指すならおすすめです。
- 今後高齢者を診ることができる医師はどこの病院でも必要とされます。サブスペシャルティとして消化器や循環器、呼吸器、神経など幅広く選択することができ、どこの病院でもつぶしが効きます。開業するにも都合がよいです。
- みなさんの地域のどの場所でも確実に生かせる知識と技量が身につきます。
- 今後多様化すると思われる医療において、大学病院だけの枠にとらわれず、医療や地域福祉など様々なことを学べる機会が多い当科に入局することで、将来の幅も広がると思います。
- 患者さんやご家族のみならず、医療介護従事者からも求められる医師になれる科です。
- 何にでもなれます。
- 臓器別の科で悩んでいるならぜひ!教授は優しいです!(心配になるくらい)
- 多くのキャリアに対応できる高齢医学に是非入局を。一緒に頑張りましょう。
- 忙しい時は忙しいですが、時間に余裕があることも多く比較的プライベートとの両立がしやすいと思います。