第55回日本網膜硝子体学会総会 開催報告

作成日時:2016年12月15日

 第55回日本網膜硝子体学会総会が、平形明人会長(医学部眼科学教室教授)のもとで、12月2日〜4日の3日間、ベルサール渋谷ガーデンで開催されました。
 本学会は網膜剥離研究会に由来し、網膜硝子体分野の手術治療を検討する学会でしたが、近年の加齢黄斑変性などの内科的眼底疾患分野の進歩に伴い、網膜硝子体疾患の専門医が最先端の治療や課題について検討する学会に成長しました。今回は約2千名の専門医が集まり、手術的および内科的眼底疾患について診断や治療に関して約230題の発表が行われました。また、眼科領域では初めての疾患登録体制の指導に関してのシンポジウムが開かれました。海外からは、網膜剥離治療の大御所であるコロンビア大学教授Stanley Chang先生が特別講演をされ、さらに画像診断の進歩や人工視覚の現状に関して2名の海外招待演者も講演されました。
 杏林アイセンターの医局員、検査員も本学会の準備に係り、様々な施設の先生方と交流することができました。

医学部眼科学教室