世界最高性能 新型3T MRI装置を導入

作成日時:2018年07月12日

 外来棟地下1階放射線科に新型3T MRI装置「Vantage Galan 3T ZGO」が導入され、7月から運用を開始しました。 
 このMRI装置は、国内では初(世界で2番目)の導入となります。世界最高のパフォーマンスを実現するハードウェア(Ultra Gradient システム)を搭載しており、従来(最大傾斜磁場強度45mT/m)の約2.2倍の100mT/mの出力が実現されています。これまで以上に高精細な画像が得られ、微細な血管などの構造を詳細に把握することが可能となっています。
 放射線科 横山健一教授は、「このMRI装置により、従来と比べてより小さな病巣の発見や正確な診断に寄与することが想定されます。また導入に併せてAI(人工知能)を用いた画像再構成法などの臨床研究を行う予定であり、新たな臨床的価値も期待されます」と話しています。

 
右:最新3T MRI装置での頭部血管像(従来装置よりも末梢血管が鮮明に描出できる)