声楽で華やいだ第82回院内コンサート

作成日時:2019年10月24日

 桐朋学園大学音楽部による院内コンサートが10月19日(土)午後、外来棟の待合ロビーで開催され、入院患者さんや付き添いのご家族など約90名が鑑賞しました。桐朋学園大学のご厚意で1999年から始まった院内コンサートは82回目を迎え、今回は声楽専攻の男女24名の学生とテノール歌手の中村祐哉さんによる合唱が披露されました。

 はじめに、学生24名によるソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスのアンサンブルで、源田俊一郎編曲の合唱曲「ふるさとの四季」が披露され、鑑賞者は日本の美しい四季の情景が浮かび上がるような歌声を楽しみました。
 歌手の中村祐哉さんが、カルディッロ作曲「カタリカタリ」、いずみたく作曲「見上げてごらん夜の星を」を披露すると、心に染み渡る歌声に「ブラボー」と歓声が上がりました。
 続いて女性合唱によるシューベルト作曲「アヴェ・マリア」が披露され、会場が美しい歌声に包まれました。その後、再び混声合唱に戻り、武 義和作曲「希望のうた」、シューマン作曲「流浪の民」、小林秀雄作曲「落葉松」が披露され、鑑賞者は優しい歌声に耳を傾けました。
 終盤には中・高校生の卒業式ではお馴染みの佐藤 真作曲「大地讃頌」が披露され、迫力のある歌声が響き渡りました。続いてヘンデル作曲「ハレルヤ」が披露され、会場は明るい雰囲気になり、一気に盛り上がりました。
 最後に本学園の松田博青理事長のアンコールで、「ふるさと」、「ハレルヤ」、「大地讃頌」の3曲が披露され、桐朋学園理事長の河原勇人氏から来場者へ感謝の意が述べられ、会場に余韻が残る中、コンサートは幕を閉じました。
 次回の院内コンサートは、12月7日(土)を予定しています。
 
杏林学園 松田理事長・学園長       桐朋学園 河原理事長