病院・診療科について放射線部技師4名が「画論 27th The Best Image」で受賞

作成日時:2020年1月20日

 「画論The Best Image」は、キヤノンメディカルシステムズ株式会社が年1回開催するイベントで、診断や治療への寄与、撮影や画像処理技術の工夫など総合的な価値を判断して最良の臨床画像を選定します。
 今年は全国から467件の応募があり、最優秀賞、優秀賞の表彰式が12月15日に東京都大田区のキヤノン本社で行われました。
 当院はCT部門、MR部門で、3人が最優秀賞、1名が優秀賞を受賞するという快挙を成し遂げました。

1.高橋沙奈江技師(最優秀賞)
3T MRI(脳神経)部門演題:「右中大脳動脈分岐部動脈瘤」
 本発表は、超高精細 MRI 装置を用いることで、非造影 MRA にて今まで困難であった穿通枝の描出を実現したものです。
 高橋技師は、「本撮像法の構築は、脳卒中科、放射線科医師および技師の連携により完成しました。今後もスタッフ一丸となり、患者さんにとって有益な検査となるように努めてまいります」と抱負を語っています。

2. 福島啓太技師(最優秀賞)
3T MRI部門演題:「高傾斜磁場強度3T MRIにおける超高b値と最短TEを用いたDWI の肝腫瘍の良悪性鑑別に対する有用性」
 本発表は、高性能装置の特長を生かした DWI(拡散強調画像)で、従来不可能であった肝腫瘍の質的診断を試みた手法で、腹部領域への新たな展開をもたらすものと期待されます。
 福島技師は、「最新の医療技術は今までの不可能を可能としてくれます。新たな発見や疑問を持つことが一つでも患者さんへ還元できるよう、今後も頑張ります」と話しています。

3. 湯田紗織技師(最優秀賞)
320列CT部門演題:「心電図同期dynamic volume撮影を用いた可動性プラークの描出」
 本発表は、経食道心エコーで描出困難な大動脈の硬化性プラークの動態評価を行い、近年新たな病型として注目されている大動脈原性脳塞栓症に対する有用性を示したものです。
 湯田技師は、「このような賞を受賞でき大変嬉しいです。尊敬できる先生や先輩方が周りにいる環境に感謝しています。今後もより良い画像を提供できるよう努めていきます」と話しています。

4. 高久啓志技師(優秀賞)
320列CT(心大血管)部門:「乳児大血管奇形」
 本発表は、超音波検査で評価困難であった右側大動脈弓に対し、造影 CT 検査で詳細な評価ができた症例を取り上げたものです。体動のある乳児に対してもCT装置の性能を最大限に活用した撮影条件を選択することで、低リスクかつ低被ばくで診断に有用な画像を取得することができました。
 高久技師は、「今回の撮影がベストだと思わず、最良のイメージを取得できるように今後も努力してまいります」と話しています。

左から、高橋技師、福島技師、湯田技師、高久技師