このたび、東京都ドクターヘリ事業として、運航を委託している学校法人ヒラタ学園（以下、ヒラタ学園と言う）に対し、国土交通省大阪航空局による立入検査が行われ、ヒラタ学園において不適切な整備等が行われていたことが判明しました。

不適切な事案として、以下のとおり報告を受けましたので、お知らせします。
〇　油圧系統の不具合に適切な処置をせず運航を継続した事案。
〇　エアコンの不具合措置を適切に行わなかった事案。
〇　機体に腐食防止としてアルミテープを貼っていたが、アルミテープを貼ることはメーカーのマニュアルに記載されていなかった事案。

※現在運航をしているヘリコプターの機体に関する整備状況には問題が無いことをヒラタ学園より報告を受けております。

杏林大学医学部付属病院は、ヒラタ学園に対し、この度の国土交通省大阪航空局からの業務改善命令を厳粛に受け止め、再発防止策及び安全な運航管理、整備等の強化が図られるよう強く求めるとともに、東京都ドクターヘリ事業を安全且つ確実に運用して参ります。

令和6年5月30日
病院長