研修医・臨床研修修了式が行われました

作成日時:2016年03月18日

 当院で2年間の初期臨床研修を受けていた研修医の臨床研修修了式が、3月16日(水)、第2病棟4階・臨床講堂で行われました。
 今年度の臨床研修修了者は51名で、「杏林大学医学部付属病院カスタムメイド型初期臨床研修プログラム」(50名)と「周産期重点初期臨床研修プログラム」(1名)の修了証が岩下光利病院長より授与されました。
  

 岩下病院長は、「研修をはじめて2年の間は色々あったと思いますが、医師の成長には最初の2、3年のトレーニングが非常に重要であり、一生を左右するものであることを理解して引き続き精進していただきたい。また、自分なりの目標や夢を持って努力を重ねれば、10年後、20年後には必ず成長することができます」と激励しました。
 つづいて、総合研修センター長の赤木美智男教授は、2年間の研修をよく頑張りましたと労いの言葉をかけた後、「研修を終わった皆さんは、医師としての年齢はようやく2歳で、人間の成長に例えると、ひとり歩きができるようになり、言葉(二語文)を発することもできる頃ですが、まだおむつをしている、つまり自分のしたことの後始末を誰かにしてもらうこともある時期です。ですから、これからも謙虚な気持ちで努力して下さい。また、皆さんは医師なので病院の表舞台で活躍するような仕事が多いですが、舞台裏で頑張っている様々な業種の方々がいてはじめて病院の機能が全うされているということを理解し、このような人たちへの思いやりと感謝の気持ちを決して忘れないでください」と研修医たちに思いを伝えました。
 また、診療科からの投票により、優秀な研修医として認められた「ベスト研修医」の5名に赤木総合研修センター長から表彰状が授与されました。
 なお、臨床研修修了者のうち、46名は当院のレジデントとして、それぞれの進む診療科で専門研修を行う予定です。

(表彰者は写真左から李 恵怜さん、新名良広さん、髙橋里枝子さん、山田 健さん、小舛能華さん)