真夏に清々しいクラリネットの四重奏~ 第77回院内コンサートを開催

作成日時:2018年07月19日

 厳しい暑さが続く7月14日(土)、桐朋学園大学音楽学部による第77回院内コンサートが当院外来棟の待合ロビーで開催され、入院患者さんや付き添いの家族等100人程がクラリネットとバスクラリネットの四重奏を楽しみました。

 今回は大学で同じ教員に師事している、加藤優穂さん(大学4年)、菊池優里さん(大学4年)、三井真穂さん(大学3年)、橋本茉柚さん(大学2年)で結成されたアンサンブルでした。
 コンサートの前半は、クラリネットの音色を楽しんでいただける様にと、クラリネット四重奏のために作曲された「3つのディヴェルディメントより3楽章」(トマジ作)、「カプリス」(グランドマン作)、の「フレンチ組曲」(デスポルト作)が演奏されました。曲の間には、もっと演奏を楽しんで聴いていただけるようにと、分かりやすく楽器の説明がありました。
 後半は来場者が心地よさを感じられるようにと、馴染みのある「夕焼け小焼け」、「花は咲く」「ふるさと」等の7曲が演奏されました。「クラリネットを壊しちゃった」(フランス原曲の童謡)では、途中に変な音が聴こえてきて、本当に壊れてしまったクラリネットがあるかの様なコミカルな演奏で楽しませてくれました。
 
                右:桐朋学園河原勇人理事長 左隣:本学園松田博青理事長

 本学園松田博青理事長のアンコールに応え、「クラリネットポルカ」が演奏され、大きな拍手が待合ロビーに鳴り響く中、演奏会は終了しました。
 演奏会終了後、桐朋学園河原勇人理事長から来場者へ「聴いてくださった方々の息づかいが、これから演奏家として成長していく学生の糧になります」と謝意が述べられました。
 若い音楽家の清々しい演奏とクラリネットの軽快で明るい音色は、この暑さを耳から冷やし、心地良いひと時を感じさせてくれました。

 次回の第78回院内コンサートは、10月13日(土)を予定しています。