ギャラリーで羽子板と墨絵の作品を展示

作成日時:2023年06月02日

 第2病棟1階ギャラリー・アートスペースでは、6月1日(木)から手作りの羽子板とうさぎをモチーフにした墨絵の作品が展示されています。
 今回の展示は、当院に入院したことのある藤田正博氏(故人)の作品を妻と娘さんがぜひギャラリーで鑑賞してもらいたいとの思いで3年半越しに実現したものです。
 手作りの羽子板は、風神雷神や火消しといった江戸の風物にちなんだ造形を木に彫刻したり、紙粘土や布で立体的に作り上げて白木の羽子板に貼ったりしたものです。いずれも2週間から1か月くらいかけて丁寧に仕上げた作品18点が展示されています。また、墨絵は藤田さんが飼っていたうさぎの絵とご本人の言葉をつづった作品18点です。
 藤田さんの妻と娘さんは、「これまで度々杏林大学病院のギャラリーを鑑賞しましたが、闘病中の方などの作品に心が動かされました。身近にある物やふと思いついた物を楽しみながら工作したり、絵に描いたりした作品で、ご覧いただいた方々にも楽しんで頂けたら幸いです。また、感想ノートを通して、直に皆さんの感想を頂けるのが楽しみです」と話しています。作品は、6月30日(金)まで展示されています。
(*日曜、祝日はギャラリー閉館)

立体的な造形の羽子板(江戸の火消し)(左) だるまを描いた羽子板(右)       
うさぎをモチーフにした墨絵