2病棟1階ギャラリー・アートスペースでは、9月2日（土）から道端の動植物を題材にした写真展が開かれています。今回の展示者は「お散歩ホッとグラファーYUKO」さんで、今回が初出展です。YUKOさんが作品を展示することになったのは、当院への診察時に立ち寄っていたアートギャラリーの作品鑑賞がきっかけでした。長い通院生活の中でどうしようもなく辛い気持ちになったとき、ギャラリーが癒しの場となっていたということで、今度は自分が作品を通じて患者さんに癒しを提供したいと考え、出展が決まりました。
　作品は日頃の散歩の途中で撮影した動植物や景色などの写真３０点です。そして、写真には撮影時にYUKOさんが感じた思いを綴ったコメントも添えられています。「私は、咲きます」と題した、寒さが残る早春のたんぽぽの写真と、「さわやかに」と題した桜が満開の写真は、困難な時期を経て春が訪れる様子が表現されています。
　YUKOさんは「当時、ギャラリーに来て救われたように、患者様が健やかになられることを、また付き添いの皆様が少しでも楽になれるよう願っています」と話しています。作品は、９月２９日（木）まで展示されています。（＊日曜、祝日はギャラリー閉館）