医師の働き方改革タスクシフトでの活躍をめざして-第2回看護師特定行為研修を開講-

作成日時:2023年10月05日

 医師の働き方改革のためのタスクシフト・シェアの1つとして推進されている看護師特定行為の研修が当院で開講されています。
 当院は2021年に看護師の特定行為研修を行う指定医療機関に指定されており、2023年には、研修修了生の活動を支援する委員会を設置し、特定行為を安全に実施するための体制を整備しています。2回目となる今年度の研修には、腎・透析センターや各病棟に従事している看護師4名を受講生として迎えました。
 10月2日には開講式が行われ、近藤晴彦病院長が、「昨今の医師の働き方改革のため、看護師など医療スタッフへのタスクシフトが重要になってきています。現場でより一層頼りにされる看護師を目指して、研修を頑張ってください。そして後に続く人たちをぜひ牽引する存在になってください」と式辞を述べました。
 要 伸也総合研修センター長からは、「研修で専門性を高めることは皆さんの今後のキャリアにもプラスになることでしょう。皆さんを支えていきますので、モチベーションを高く保ち、頑張ってください」と祝辞が送られました。
 受講生からは誓いの言葉として、「チーム医療のために知識や技術を深めていきます」「リスク管理などを学び、幅広い視点で実務ができるようになることをめざします」などの抱負が述べられました。

 受講生達は、来年3月まで半年間の研修で、病態や臨床推論等の知識と特定行為を安全に実施するための判断力を習得していきます。研修修了後は、状況に即した医療の提供ができるようになると共に、医師や看護師をはじめとするチーム医療スタッフの負担軽減につながることが期待されています。

前列:看護師特定行為研修 第2期生