病院・診療科について三重県 高田中学・高等学校の生徒が高度救命救急センターを見学
作成日時 2012年08月03日
同校のキャリア研修では、企業・研究所・大学を訪問し、生徒が興味を持った分野について専門家の人から話を聞き、さらに現場を実際に見学することで、生徒の勤労観・職業観を育成し、将来の進路選択に活かすことを目的としています。
はじめに生徒たちは、高度救命救急センターの小泉健雄講師から、救命救急センターの役割や施設、「高度救命救急センター」と「救命救急センター」の違いなどについて解説を受けました。生徒たちは、出身地である三重県の病院事情と比べ、東京都は圧倒的に救命救急センターが多いこと、各センターの所在地がさほど離れていないことに驚いていました。また、医師の一日の業務についての説明もあり、生徒たちは熱心にノートを取っていました。生徒の一人からは「救命医に必要なものは何ですか?」という質問があり、小泉講師は「目の前にいる人を助けられないのが嫌だという気持ち、臆することなく患者さんを助けるという気持ちです」と丁寧に答えていました。
続いて一行4名は、小泉講師と八木橋 厳助教の案内で高度救命救急センターの初療室や手術室、病棟内を見学し、施設設備や器具などについて詳しい説明を受け、熱心に耳を傾けていました。中でも、手術室の天井に設置されている『無影灯』の影の出来ない仕組みにとても興味をひかれたようで、しばらくの間観察をしていました。
見学終了後、生徒たちからは「医師の一日がよく分かり、とても勉強になりました」「様々な工夫や配慮がなされていて、大変面白かった」などの感想が聞かれました。


小泉講師より説明を受ける生徒たち


八木橋助教より装具の解説を受ける 無影灯に関心を示した生徒たち
小泉講師と記念撮影