病院・診療科について第3病棟内覧会、ヘリコプター患者引継ぎ訓練を実施

作成日時 2012年10月03日



 第3病棟の本格的な運用を目前にした平成24年10月2日(火)、清原慶子三鷹市長をはじめ、白鳥孝市議会議長、北村吉男東京消防庁消防総監、西村力警視庁三鷹警察署長など、日頃から病院運営にご協力いただいている方々をお招きし、内覧会およびヘリコプター患者引継ぎ訓練を行いました。

 内覧会では始めに松田博青理事長より来賓の紹介があり、続いて第3病棟の建設にあたった(株)竹中工務店設計課長の菅原努さんから、外科病棟と連結した免震構造やスタッフの動線を考慮したループ状の造りなど、第3病棟の概要・特徴の説明がありました。また、高度救命救急センター長の山口芳裕教授から東京消防庁の協力により行われるヘリコプター患者引継ぎ訓練の説明があり、その後、一行はエレベーターでヘリポート階へ上がり患者引継ぎ訓練を見学しました。

 

 訓練は本番さながら、ヘルメットや専用のスタッフジャンパーを着用した高度救命救急センターの医師や看護師が、エレベーター前の患者待機場所でストレッチャーに乗せた人形を患者に見立てヘリコプターの到着を待機、ヘリコプターは調布市側(南)から進入し、ゆっくりと着地しました。ヘリコプターから降りてきた救急隊員の指示で搬出が始まり、医師や看護師は身をかがめて患者を運び、バックボードごとヘリコプターへ移乗、救急科の八木橋厳助教が同乗し、三鷹市側(北)へ飛び立ちました。ヘリコプターは病院の上空を旋回し、再度ヘリポートに降り立ち同様の手順で患者搬入訓練を実施しました。来賓一行や見学に来た当院スタッフはヘリコプターの音や風に圧倒されながら、救急隊や医師たちの訓練を真剣に見学していました。  

 

 

 訓練見学終了後、来賓一行は齋藤英昭副院長の案内で9階の個室病棟、4階の脳卒中センター、1階のHCUを回り最新の設備、患者の療養環境やスタッフの動線を考慮した構造を見学し、内覧会は終了しました。

 

 また、内覧会終了後は第3病棟竣工に伴う記者会見も行われ、甲能直幸病院長、齋藤副院長が記者たちの質問に丁寧に答えました。