病院・診療科について三鷹市老人クラブ連合会との合同行事で心臓病について講演
作成日時 2013年03月26日
はじめに、三鷹市老人クラブ連合会会長の高橋景市氏より説明があり、続いて、ご来賓の清原慶子三鷹市長から「ドキドキしている心臓は、生きている証です。今日の吉野先生の講演をよく聞いて、ご自身の心臓と仲良く付き合ってください。また、人の価値は年齢で左右されるわけではなく、個性・魅力で決まります。今日のお話をヒントに、ますます誇りを持って、三鷹市で長生きをしてください」と挨拶がありました。
当院からは、呉屋朝幸副院長が「杏林大学は、地域での活動や人との繋がりを大変重視しており、目標を大きく掲げております。昨今、『自助・共助・公助そして近助』ということで、近所同士の助け合いがとても大切になってきています。杏林大学も近所ですので、今後ともよろしくお願いいたします」と挨拶を述べました。

清原慶子 三鷹市長

呉屋朝幸 副院長
このあと、吉野秀朗教授から『自分の健康は自分で守る-心臓病にならないために、そして、それでも心臓病になったとき』と題した講演がありました。吉野教授ははじめに「自分の健康を自分で守ることができる人は、自分で何かやりたいことを持っている人です」と語り、心臓病は死因の約1/3を占めていること、狭心症は寒いところへ出た時や朝の起き掛け、階段を上っているときに発症しやすいこと、また、心臓病には魚の脂肪酸が有効で、一週間に8回のペースで魚を摂取すると発症率が半分になることなどを解説しました。
続いて、酒井優子管理栄養士が「心臓病と食事」と題し、健康を保つためには栄養・運動・休養の3つがとても重要であること、高血圧の原因となる塩分の摂りすぎを防ぐには、醤油などは直接かけずに、小皿に取ってつけて食べるように工夫すること、魚に含まれる脂肪酸の働きなどを紹介しました。
講演は好評を博し、参加者は「とても参考になりました」「主人が吉野先生にお世話になっていたので、ぜひお話を伺いたいと思い参加しました。とても良かったです」と笑顔で感想を語っていました。
講演会終了後には、今回も(株)KRLより様々な商品をご提供いただき、たんぱく質を含まないゼリーや暖かい靴下、お菓子などのサンプル品が参加者にプレゼントされました。

吉野秀朗 教授の講演

酒井優子 管理栄養士