第874回外科集談会で志村医師が研修医奨励賞

作成日時:2024年12月25日

 12月21日に都内で開催された第874回外科集談会で、志村亮輔医師が研修医奨励賞を受賞しました。日本臨床外科学会東京支部会が主催する本会は、若手外科医が診断や治療に難渋した経験や貴重な症例などを報告し、経験豊富なベテラン医師がアドバイスを行う外科分野の勉強会で、明治35年から続く歴史ある学術集会です。

 研修医奨励賞は研修医セッションの優秀演題に贈られるもので、志村先生は「二次性乳房外Paget病を伴う肛門管癌の1例」について発表しました。今回の症例は、腫瘤形成を伴わない肛門管癌にPagetoid spreadを合併した症例でありとても貴重な症例でした。文献報告などを詳細に調査、検討し、術式選択について考察しました。
 志村先生は、病理診断科 柴原純二教授、下部消化管外科 須並英二教授、吉敷智和講師、麻生喜祥助教など上級医達と検討を重ね、発表の準備を行いました。堂々としたプレゼンテーションで素晴らしい発表となり、質疑応答でも落ち着いて的確に回答することができました。志村先生は「今回の経験や受賞を自信にして、今後も研修医生活を充実したものにしていきたい」と話しています。

左から須並教授、志村医師、麻生助教

杏林大学医学部付属病院 下部消化管外科