11/17世界早産児デーにちなみ当院でライトアップと啓発活動

作成日時:2025年11月19日

 ハイリスクの母体と新生児を24時間体制で診療する総合周産期母子医療センターを有する当院では、NICU(新生児集中治療管理室)とGCU(新生児回復室)で、年間220人前後のおよそ500g~2,000g未満で生まれた新生児をケアしています。
 世界中で10人に1人のあかちゃんが早産で生まれています。11月17日は「世界早産児デー」として世界各国で啓発活動などが行われていますが、当院でも該当日の前後2週間ほどの期間に実施しています。
 *世界早産児デー:早産における課題や負担に対する意識を世界で高めるため、2008年にヨーロッパNICU家族会と連携する家族会組織によって制定されました。多様性と思いやりを表す紫色がシンボルカラーです。

【病棟の飾りつけ】
NICU/GCU病棟、廊下をシンボルカラーの紫色に装飾しています。
また、医師、看護師、薬剤師などチーム医療に携わる職員が、それぞれ紫色のリボンやオリジナルのワッペンなどを身に着けて活動を盛り上げています。

さらに、入院しているあかちゃんのご家族が楽しく参加できる催しとして、肌と肌のふれあいにより多くの効果が証明されている「カンガルーケア」の写真撮影やご家族やスタッフからの「メッセージ」をツリーにして掲示を行うほか、ファーストアートとして、あかちゃんの手形・足形をつかった作品づくりなども実施しています。


【外来棟ライトアップ】
11月17日(月)~22日(土)の夜間、外来棟を紫色にライトアップしています。

 啓発活動プロジェクトに携わったNICU/GCUのスタッフは、「あかちゃんとそのご家族に安心と希望をお届けできるよう願っています。ぜひご参加ください」と話しています。

 また、12月10日(水)18:00から日本周産期・新生児医学会 世界早産児デー WG(ワーキング・グループ)主催のwebinarで、当院の看護師が杏林大学医学部付属病院の取り組みについて紹介をします。詳細は下記URLよりご確認ください。
https://www.jspnm.jp/uploads/files/notice/WPDWebinar1210.pdf

または、下記より直接Zoomへの参加が可能です。