東京オリンピック・パラリンピックを支援

作成日時:2021年10月21日

 本学医学部付属病院は、東京都や東京2020組織委員会等の要請を受けて、東京オリンピック・パラリンピックを医療面で支援しました。
 大会の円滑な運営を図るために設置された、都庁や東京消防庁、警視庁および医療従事者などから編成される都市オペレーションセンターでは、山口芳裕 高度救命救急センター長が医療統括責任者を務めました。大会期間中は、テロや災害、健康被害などの発生に備え、関係者間で連携して日々の状況をモニタリングし、予防策を講じるなど指揮を執りました。
 またその補佐として、井上孝隆准教授と加藤聡一郎学内講師が、都市オペレーションセンターで救急搬送・入院の調整などを務めました。

 こうした支援に対して、10月20日に東京都福祉保健局長から感謝状が贈呈されました。本学を来訪した東京都福祉保健局理事 矢沢知子氏は、「山口先生に医療統括を務めていただいたことで、都市オペレーションセンターのみならず、他局の職員も安心して任務にあたることができました。有事が発生せず、無事大会を終了できました」と、コロナ禍での大会支援に謝意を述べました。
 市村正一病院長は、「当院としてお役に立つことができてなによりです。診療がある中、理解と協力をいただいたスタッフ達に感謝します」と話しています。
 約2ヶ月間にわたり医療統括責任者を務めた山口センター長は、「新型コロナウイルス感染症が蔓延する中で、不測の事態を想定しながら任務にあたりました。なにごともなく大会が終了し、安堵しています」と感想を語っています。

左:山口センター長、右:矢沢福祉保健局理事
左:杏林学園を代表して感謝状を受けた松田剛明副理事長
左から市村病院長、山口センター長、矢沢福祉保健局理事、松田副理事長