東京都から当院へ 新型コロナウイルス感染症への対応に感謝状

作成日時:2022年06月22日

 当院は、東京都が設置する新型コロナ入院調整本部に医師を派遣し、都民の命と安全な療養生活の確保に多大な貢献を行ったとして、東京都福祉保健局長から感謝状を贈呈されました。

 新型コロナ入院調整本部は、東京都の災害医療コーディネーターや新型コロナウイルス感染症モニタリング会議のメンバーなどを務める当院 山口芳裕 高度救命救急センター長や同センターの医師を中心に2020年4月に立ち上げられました。山口教授と井上孝隆准教授、加藤聡一郎学内講師、宮国泰彦学内講師の4名で基盤づくりを行い、その後交代で定期的に、都庁の入院調整本部で感染者の搬送病院の調整などを行ってきました。現在は、幾つかの病院も加わり、10数名の医師や東京DMATの上級隊員等で運営されています。

 東京都福祉保健局で新型コロナウイルス感染症医療体制調整監を務める矢沢知子氏は、「都民の安全を守るため貢献いただいたことに大変感謝しています。また、高度救命救急センターや産科をはじめ、様々な診療科で多摩地域の人々を支えていただいていることに、改めて御礼を申し上げます」と謝意を表しました。

 近藤晴彦病院長は、「当院が貢献できたのであれば、嬉しい限りです。病院での診療の他、昨年は三鷹市民を対象とした新型コロナワクチンの集団接種会場として、病院、大学が連携して支援させていただきました。新型コロナへの対応は今後も気が抜けません。引き続き色々な対策を立てながら、診療に努めていきます」と話しました。

 山口高度救命救急センター長は、「都と当院での任務を両立させるため、理解をいただいた当院関係者へも感謝しています。新型コロナは災害の最たるもの。その対応に努めることは救急医の使命です」と、今後も変わらず貢献していくことを述べました。

左から:東京都福祉保健局矢沢氏、近藤病院長、山口センター長、
東京都福祉保健局 健康危機管理担当局長 佐藤智秀氏