人命救助で 当院DMAT隊員が東京消防庁消防総監から感謝状

作成日時:2022年07月21日

 東京DMAT指定病院である当院は、医師、看護師、職員などおよそ50名が東京DMAT隊員として、東京消防庁の要請に応じて災害や事故現場での人命救助活動や共同訓練などを実施しています。

 今年6月30日には、三鷹市内でゴミ収集車に体の一部が巻き込まれ脱出困難となった作業員を、当院DMAT隊員の高度救命救急センター 宮国泰彦学内講師と橋本多門副看護主任が、消防部隊と連携し救助活動を行いました。
 救助に際して、円滑に消防部隊と連携を図り、的確な医学的助言と早急な医療処置を行ったことで、迅速な救助につながったとして、東京消防庁消防総監から感謝状が贈呈されました。
 7月20日に当院で行われた贈呈式で、授与代理を務めた久保田広一 三鷹消防署長消防監は、「消防隊員が現場で救出活動を行う際、消防隊員へ医学的な助言を行い、かつその場で必要な医療処置を行うことのできる医療関係者との連携は重要になります。事故現場によっては、両者の連携のバランスが難しいこともありますが、今回宮国医師と橋本看護師は、積極的に消防隊員と協力し合い、適切な助言と処置を行いました。その結果、通常より早く救急搬送することが可能となり、それにより作業員の容態も重大な事態を免れることができました。この顕著な功労に深く感謝いたします」と、謝意を述べました。
 東京DMATインストラクターとして隊員の指導や行政機関との調整も務める宮国講師は、「東京DMAT隊員は消防隊員と連携して最善の判断をすることが求められています。今回は、日ごろから行っている訓練や活動が活かされたと思います。今後も東京消防庁としっかりと連携していけるように心がけていきます」と話しています。
 今回救助された人は、現在リハビリを行うまでに快復しています。

前列右から:久保田三鷹消防署長消防監、橋本看護師、宮国医師、近藤病院長
後列右から:根本看護部長、山口高度救命救急センター長

2022.7.21