耳鼻咽喉科症例数・実績
外来診療の実績
午前の一般外来診療にて、まず急性期疾患を扱う大学の付属病院として紹介患者の増加と合わせて逆紹介患者の増加を目指した。当科の紹介率と逆紹介率は2024年4月の時点でそれぞれ46.5%と4%であったが、2025年3月には59.0%と91.5%へと大きく増加した。上述の如く、外来では幅広い疾患に対応している。
午後の専門外来については、①補聴器外来:難聴患者に補聴器を勧めて補聴器会社に紹介するのみでなく、身体障害者福祉法第15条指定医である各担当医が適応に応じて、身障者の申請を行っている。また、患者が受診するごとに両側鼓膜の観察を行い、問題点の有無の指摘と共に補聴器のフィッティングのアドバイスを施行し専門性の高いものとなっている。②摂食嚥下検査にては、当院の多職種摂食嚥下チームの一員として、主に嚥下内視鏡検査を施行し、摂食嚥下の問題点についての診察、考察、加療を行っている。③鼻副鼻腔外来では、鼻副鼻腔疾患における精査、治療方針の決定及び術後の経過観察等を専門的に施行している。好酸球性鼻副鼻腔炎は、2015年7月1 日から難病指定疾患となり、適切な診断・加療の下、速やかな難病指定の申請を行っている。④睡眠時無呼吸外来では、アデノイド増殖症、口蓋扁桃肥大、口蓋垂を含めた軟口蓋低位などの末梢の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の手術加療を施行する。成人においては末梢性と中枢性の要素は、多くの患者が重なりあっており、精査の段階にて、まず簡易睡眠ポリグラフ検査を施行し、必要に応じて1泊2日の入院によるPSG:(Polysomnography:ポリソムノグラフィー)も施行している。そして精査後に手術適応のない患者には、無呼吸の程度・適応に応じて、nCPAP(nasal Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)の導入している。2025年5 月からは、当院予防医学センターにおける検診にて、睡眠に対する不安を認識している患者に対して、希望に応じて脳波検査によるレム・ノンレム睡眠の有無、割合等を解析する体制が整え、さらなる精査が必要と判断されれば、患者の希望により耳鼻咽喉科を予約受診できるシステムを構築する計画である。
入院診療の実績
扁桃炎、咽喉頭炎、扁桃周囲膿瘍、口腔底膿瘍、頸部膿瘍、顔面神経麻痺、突発性難聴、めまい、耳鼻咽喉のさまざまな手術疾患の入院等、保存的治療から手術治療によるものまで幅広く対応している。



