麻酔科

当科について

当院麻酔科では、専任麻酔科常勤医3名(日本麻酔科学会指導医3名)を中心に、年間約1,600症例の手術麻酔管理を行っております。麻酔管理は、術式や患者さんの状態に適した麻酔計画を立案し、「安全な麻酔のためのモニター指針」(2019.3 /第4回 改訂)に基づいた標準モニター下に、麻酔管理を行っております。症例は腹部手術、胸部手術、脳外科手術、各科内視鏡手術、整形外科 手術、形成外科手術など多岐にわたります。予定手術の麻酔管理は平日9時から17時まで、緊急手術は24時間対応をしております。  
手術前日までに術前診察を行い、麻酔方法や合併症について詳細にご説明いたします。患者様に重篤な合併症がある場合は、麻酔科医、外科医、専門科医と十分な評価を行い、可能な限り、リスクを軽減した麻酔計画を立案しております。手術中は常に患者さんに寄り添い、呼吸、循環、脳波等を連続して監視し、手術進行に合わせた最適な麻酔管理を行っております。さらに、硬膜外麻酔や末梢神経ブロックを併用し、術後疼痛の軽減に最大限努めております。主治医や看護師、その他の医療従事者と協調しながら、術前、術中、術後にわたって継続的に周術期管理を担い、患者さんが安心、安全に、そして何より快適に周術期を過ごされることを目標に取り組んで参ります。

診療科長挨拶

麻酔科は、一般的に手術、集中治療、疼痛、緩和など広範囲な診療に関わります。我々の目的は、「患者さんが周術期を安心、安全にそして何より快適に過ごされること」でありすべての患者様の痛みからの解放にあり、それらが最大限実現できるように日々邁進しております。手術は誰にとっても不安なものですし、右も左もわからないのは当然なことです。患者さんの悩みや疑問を一つでも多く解決できるように、いつも患者さんの横に寄り添うような医師を目指し、診療しております。 私はこれまで、集中治療、肺高血症麻酔、重症病態下の末梢循環不全などを研究して参りました。特に内皮細胞機能不全の病態解明の基礎研究には多くの時間を費やしました。ひとえに、我々の研究が少しでも患者さんのお役に立てればと願っておりますが、道半ばございます。今後も末梢循環不全の研究が進展することを心から願っております。 手術に対する漠然とした不安、手術中や手術後の痛み、術後の合併症を最大限軽減できるように周術期医療に従事いたします。安全・安心・最良な麻酔管理を提供できるようにいたします。些細なことでも大きな不安になるのが周術期でございます。どうぞご遠慮なく、お気軽に手術室スタッフまで、お声をおかけいただければ幸いです。

スタッフ紹介

診療科長/講師
鵜澤 康二(うざわ こうじ)
手術に対する不安、手術後の痛み、術後の合併症を最小化できるように周術期医療に従事いたします。安全・安心・最良な麻酔管理を提供できるようにいたします。チーム医療で、最良の医療を提供いたします。患者さんの手術に対する不安が減少し、快適な周術期を過ごせるように最善を尽くします。
出身大学
杏林大学(2004年卒業)
専門分野
手術麻酔、集中治療、末梢循環、術中輸液管理、困難気道、肺高血圧麻酔、気管ステント麻酔
資格・認定
  • 麻酔科認定医
  • 麻酔科標榜医
  • 麻酔科専門医
  • 麻酔科指導医
所属学会
  • 日本麻酔科学会
  • 日本集中治療学会
  • アメリカ麻酔科学会
  • 体液代謝研究会評議員
  • 日本小児麻酔学会(学会誌査読)
  • 体液・代謝管理研究会評議員
  • 麻酔科学サマーセミナー運営委員
経歴
2004年
杏林大学医学部卒業
2004年
杏林大学医学部付属病院初期臨床研修医
2006年
杏林大学医学部付属病院後期臨床研修医
2007年
埼玉医科大学総合医療センター麻酔科助教
2008年
杏林大学医学部麻酔科学教室 助教
2013年
国立保健医療科学院 協力研究員
2014年
杏林大学医学部麻酔科学教室 医局長
2017年
杏林大学医学部麻酔科学教室 専任助教
2022年
杏林大学医学部麻酔科学教室 海外特別研究員
Harvard Medical School, Massachusetts General Hospital, Radiation Oncology, Edwin L. Steele Laboratory, Research fellow
2024年
杏林大学医学部付属杉並病院 麻酔科 講師
杏林大学医学部付属杉並病院 麻酔科 診療科長
学内講師
石川 剛史(いしかわ たけし)
出身大学
杏林大学(2004年卒業)
専門分野
手術麻酔
資格・認定
  • 麻酔科認定医
  • 麻酔科標榜医
  • 麻酔科専門医
  • 麻酔科指導医
所属学会
  • 日本麻酔科学会
  • 日本臨床麻酔科学会
経歴
2004年
杏林大学医学部卒業
2004年
杏林大学医学部付属病院初期臨床研修医
2006年
杏林大学医学部付属病院後期臨床研修医
2007年
独立行政法人国立病院機構災害医療センター 麻酔科 医員
2008年
杏林大学医学部付属病院 麻酔科 助教
2012年
公立福生病院 麻酔科 医長
2015年
立正佼成会付属佼成病院 麻酔科 部長
2024年
杏林大学医学部付属杉並病院 麻酔科 学内講師
助教
田口 敦子(たぐち あつこ)
出身大学
杏林大学(2004年卒業)
専門分野
手術麻酔
資格・認定
  • 麻酔科認定医
  • 麻酔科標榜医
  • 麻酔科専門医
  • 麻酔科指導医
  • 小児麻酔認定医
所属学会
  • 日本麻酔科学会
  • 小児麻酔学会
経歴
2004年
杏林大学医学部卒業
2004年
杏林大学医学部付属病院初期臨床研修医
2006年
杏林大学医学部付属病院後期臨床研修医
2007年
同 麻酔科 助教
国立成育医療研究センター手術集中治療部にて研修
2008年
杏林大学医学部付属病院 助教
2009年
至誠会第二病院麻酔科
2010年
杏林大学医学部付属病院 専攻医
2013年
同 医員(女医復職支援枠)
2017年
同 助教
2022年
立正佼成会付属佼成病院 麻酔科
2024年
杏林大学医学部付属杉並病院 麻酔科 助教