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「遺伝性腫瘍外来」について

作成日時 2018年10月19日


 がんセンターの取り組みとして「遺伝性腫瘍外来」を紹介します。
 がんの一部は、親から子に引き継がれる生殖細胞系列の遺伝子の変異(本来の遺伝子の機能が損なわれている状態)が引き金となって発症することが分かっています。その結果、2分の1の確率で親から子にその遺伝子の変異が受け継がれますので、生まれながらにしてある種のがんを発症する危険性があり、このようながんを「遺伝性腫瘍」と言います。乳がん、卵巣卵管がん、膵臓がん、大腸がん、前立腺がんなど、男女を問わず、さまざまながんが見つかっています。2013年の夏、米国女優のアンジェリーナ・ジョリーさんがBRCA1遺伝子の変異による乳がんの発症予防のために、両側の乳房を切除されたことが大きく報道されました。それ以来、遺伝性腫瘍への関心が急速に高まっています。当院でも、乳腺外科、産婦人科、消化器外科、腫瘍内科など関連する各科によって、遺伝カウンセリングと遺伝子検査ができる体制が整っております。平成31年度には予防的な臓器切除も行えるように、倫理審査を含めた準備を進めています。
 400万人圏を有する多摩地区ですので、遺伝性腫瘍への診療体制を整備し、潜在するがん患者や遺伝子変異の保因者に適切な医療や指導を提供することは極めて重大な使命です。
 なお、当外来は完全予約制ですので、患者支援センター 地域医療連携係にて予約を承ります。

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