上部消化管外科研究実施に関するお知らせ

新型コロナウイルス感染後の外科治療の至適時期を調査する国際的多施設共同前向きコホート研究(CovidSurg-Week)

当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、診療後の診療情報等を使って行います。このような研究は、文部科学省・厚生労働省の「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。なお、この臨床研究は杏林大学医学部倫理審査委員会の審査を受け、研究方法の科学性、倫理性や患者さんの人権が守られていることが確認され、医学部長の許可を受けています。この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会ください。

《研究課題名》新型コロナウイルス感染後の外科治療の至適時期を調査する国際的多施設共同前向きコホート研究(CovidSurg-Week)
《共同研究の代表機関名・研究代表者》英国バーミンガム大学・外科 Consultant surgeon, Mr.Aneel Bhangu
《研究の目的》新型コロナウイルス感染症に罹患した患者と非罹患患者さんの間で外科手術後の死亡率にどの程度の差があるかを検証するための研究です。感染の影響により、外科手術患者さんの外科治療がどのような結果となり、感染患者さんの手術はいつ行えば安全かを知ることにより、今後より良い治療法や診断法などの開発に貢献することができます。
《研究期間》承認後~2020年11月30日 
《研究の方法》
●対象となる患者さん
当院で下記の期間に手術を予受ける患者さん(小児を含む)
対象期間:2020年10月1日~2020年10月31日
●研究に用いる情報の種類
1.患者さんの背景情報(年齢、性別、病歴、診断名、手術方法、COVID-19感染の有無、術後合併症や死亡の有無、など)
2.病院の情報(1週間のCOVID-19患者入院の総数、病院のベッド数、手術室の総数、外科、産科、麻酔スタッフの総数、7日間のデータ収集期間に各専門分野によって実行された手術数、2019年に各診療科で実施された手術数)
《外部への情報の提供》
データセンターへのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当院の研究責任者が保管・管理します。情報を研究事務局が管理する電子登録システムに登録します。
《研究組織》
【研究統括部署】
NIHR Global Health Research Unit on Global Surgery Institute of Translational Medicine Heritage Building Mindelsohn Way
Birmingham, B15 2TH, UK
【研究代表者】
研究組織の代表者として研究を統括し,本研究の実施上の責任を担う。
Mr Aneel Bhangu
NIHR Clinician Scientist and Consultant Colorectal Surgeon
+447789770619
【研究事務局】
本研究の運営に関わる諸業務を行う。研究代表責任者の支援,全体管理の責任を有する。
Dr Sohini Chakrabortee
Programme Manager
+447717665017
(https://globalsurg.org/covidsurg/)
《この研究に関する情報の提供について》
この研究に関して、研究計画書や研究に関する資料をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。
《この研究での診療情報等の取扱い》
お預かりした診療情報等には匿名化処理を行い、患者さんの氏名や住所などが特定できないように安全管理措置を講じたうえで取扱っています。
《本研究の資金源・利益相反について》
この研究は外部の企業等からの資金の提供は受けておらず、研究者が企業等から独立して計画して実施しているものです。したがって、研究結果および解析等に影響を及ぼすことは無く、患者さんの不利益につながることはありません。また、この研究の研究責任者および研究者は「杏林大学医学部利益相反に関する指針」に従って、倫理委員会に必要事項を申請し、その審査と承認を得ています。
*上記の研究に利用することをご了解いただけない場合は以下にご連絡ください。
《問い合わせ先》
当院における研究責任者および研究内容の問い合わせ担当者
杏林大学医学部付属病院
〒181-8611 三鷹市新川6−20−2
電話 0422-47-5511(代表)
研究責任者:麻酔科 准教授 関 博志
研究分担者:下部消化管外科 教授 須並英二