“ World IBD(炎症性腸疾患) Day ” 5/19に当院をパープルライトアップ

作成日時:2023年05月22日

 炎症性腸疾患(IBD)への社会的な理解を深めることを目的に、世界50ヵ国以上の患者団体が主導するキャンペーン “World IBD Day”は、2012年から毎年5月19日に開催されています。
 クローン病と潰瘍性大腸炎に分類される炎症性腸疾患(IBD)は、日常生活に支障をきたすほどの下痢や腹痛が慢性的に生じたり、重症の場合は全大腸を摘出する必要もあるなど、生活の質に大きく影響を及ぼす疾患です。日本では難病に指定されており、患者数はクローン病7万人以上、潰瘍性大腸炎22万人以上と推定されています。
 このIBD患者さん達の日々の闘いを多くの方に知ってもらうため、世界各地のランドマークが紫色にライトアップされることにちなみ、杏林大学医学部付属病院でも5月19日(金)に外来棟4階フロアがライトアップされました。

 当院消化器内科には、現在1,000人を超えるIBDの患者さんが通院しており、専門性の高い医師等がチームで診察を行っています。
 今後も多摩地域の基幹病院としてIBD診療に貢献していきます。

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