小児科概要・特色

倉山 亮太
健やかな子どもの成長を願って
小児科は15歳以下の外傷をのぞく身体と心のすべての領域にわたり周辺地域の医療機関と連携をとりながら診療を行っています。病気の子どもとご家族に寄り添った医療を信条とし、同じ病気でも年齢、性格、家庭環境に合わせてご家族と一緒に考えながら治療を選択することを大切にしています。
また、子どもの健やかな成長のために病気の治療だけでなく病気の予防や健康推進についても力を入れています。お子様のことでお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
当診療科の特色
一般外来では発熱、咳嗽、腹痛、下痢など幅広い疾患に対しての対応を行っており、専門性の高い疾患に対して腎臓、消化器、アレルギー、心臓、神経、内分泌、小児外科、小児泌尿器領域で専門外来を設置し、専門医によるより高いレベルの診療を行っています。
特に小児の腎生検や消化管内視鏡検査は行っている施設も限られているため、当科の特色のひとつとなっています。小児救急診療では東京都指定二次救急医療機関となっており、地域小児科医療に貢献すべく、24時間365日の救急診療を実施しています。2020年12月にオープンした小児病棟は、一般病床21床を有し明るく入院している子ども達のストレスを軽減させるための工夫がなされています。小児病棟には外科系疾患の小児も入院となるため、小児科がバックアップに入っています。その他新生児病棟では当院で出生した新生児に対応できるようになっています。
取り扱っている主な疾患
小児科では小児全般の疾患に対する診療を行っていますが、以下の疾患につきましては特に専門性の高い診療を行っています。
- 小児腎疾患(ネフローゼ症候群、慢性腎炎、先天性尿路異常症)
- 小児アレルギー疾患(食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)
- 小児消化器疾患(炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、難治性便秘)
診療体制
外来は午前、午後に一般外来を行っています。予約なしでも受診できますが、予約のある方、紹介状をご持参の方を優先しています。専門外来は午後に行っており、完全予約制となっています。病棟は、チーム制となっており上級医と研修医が連携して診療を行っています。