臨床検査医学

当科について

臨床検査はほとんどの疾患の診断や治療に大きく関わっており、臨床検査は現在の診療に欠かせないと言っても過言ではないと思います。具体的には、がんや感染症、高血圧・糖尿病・脂質異常などの生活習慣病、呼吸器・消化器・循環器疾患、神経・筋疾患、内分泌疾患、アレルギー疾患や免疫病、難病や遺伝病、血液疾患、外傷など多岐にわたる疾患が臨床検査の対象となります。臨床検査はこのような様々な疾患の診断や早期発見、治療や予防に大いに貢献しています。この極めて重要な臨床検査を行うにあたり、安全で正確な臨床検査を提供する、検査待ち時間や検査受付から検査終了までの所要時間の可能な限りの短縮に努める、臨床検査の質の向上のため品質管理の国内外の基準をクリアする、最新かつ高性能の検査の導入や更新に努めることを心がけていきます。さらに、がんをはじめとする難病の治療の進歩に伴い、治療に貢献するゲノム検査などの新しい臨床検査も進んでおり、このような新しい臨床検査も積極的に行っていきます。また認知症などで介護が必要な高齢者などを減らすために健康寿命の延伸が望まれていますが、健康寿命を延ばすためにも臨床検査で貢献したいと思います。

スタッフ紹介

診療科長
大塚 弘毅(おおつか こうき)
がんをはじめとする難病や遺伝病ではゲノム情報をもとにした治療が次々と開発されています。そのような治療には、ゲノム情報を得るための臨床検査が極めて重要となっており、ゲノム検査に積極的に取り組んでいきたいと考えています。また認知症や脳卒中などで介護が必要な高齢者を減らすためには健康寿命の延伸が望まれています。健康寿命延伸に貢献できる臨床検査に尽力していきたいと思います。
出身大学
鹿児島大学医学部(1994年卒業)
杏林大学大学院医学研究科(2006年卒業)
専門分野
臨床検査医学
資格・認定
  • 日本専門医機構基本領域臨床検査専門医
  • 日本臨床検査医学会評議員
経歴
1994年
杏林大学医学部付属病院第2外科
1996年
茨城県立中央病院県立地域がんセンター外科
1998年
国立がん研究センター中央病院外科
2001年
新潟県厚生連長岡中央綜合病院呼吸器外科
2006年
杏林大学医学部臨床検査医学