手術部(中央・外来)概要・特色

概要

当院の手術部には、中央手術部16室、外来手術室4室、ハイブリッド手術室1室があり、入院、外来患者さんを問わず、手術室を効率的に使用することで、スムーズに手術スケ ジュールが立てられるようにしています。また、予定された手術だけでなく、高度救命救急センターに搬送された患者さんや、入院中に緊急手術が必要になった 患者さんにも対応できるよう24時間体制で手術部を運営しています。

手術部の運営は、手術部長、各診療科医師、手術部看護師長、看護スタッフに加え、臨床工学技士、臨床検査技師などのコメデイカルが協力して手術室を利用する患者さんに質の高い治療、看護を提供できるよう体制を整えています。

取り扱っている主な疾患

手術部を利用する主な診療科は外科系で、手術療法が中心になりますが、当院では、患者さんにより安全な治療を提供できるよう、リスクの高い手術以外の治療、検査なども、人員、設備共に整った手術部を利用して行っています。

理念

あたたかい心のかよう、満足度の高い医療を患者さんに提供します。

基本方針

  1. チームワークによる質の高い医療を提供します。
  2. 医療の安全に最善の努力を払います。
  3. 教育病院として良き医療従事者を育成します。
  4. 地域医療の推進に貢献します。
  5. 先進的な医療の実践と開発に取り組みます。
  6. 手術療法を必要とする人をスムーズに受け入れるための体制を構築します。

目標

  1. 安全な手術を行う。
    • 1) 医療事故の発生を防ぐ。
    • 2) 術後感染発生率を低下させる。
  2. 特定機能病院の手術部として必要な機能を整える。
  3. 空き枠の効率的な運用により待機手術患者を減らす。
  4. 手術患者が速やかに手術実施できる体制を整える。

特色

 2014年に手術室に血管造影装置を統合させたハイブリッド手術室を開設し、高画質な透視・3D撮影を行うことができるようになりました。このハイブリッド手術室を用いて、低侵襲かつ効果的な治療の提供を目指しております。
 また、手術を安全に行うための取り組みも積極的に行っており、2017年に開設した周術期管理センターと連携し、麻酔科管理の手術を受ける患者さん全員に、入院前に周術期管理外来を受診していただいています。ここには手術室看護師も同席しているので、患者さんの個別の相談・要望に応じることが可能となり、さらに、手術に関わる問題に対し入院前から予防策を講じ、安全性の高い手術の実施をめざす体制が整いました。患者さんが安全かつ安心して手術を受け、合併症なく退院できるよう、これからも様々な取り組みをしていきます。