形成外科・美容外科概要・特色

診療科長からみなさまへ 診療科長からみなさまへ

診療科長/教授 多久嶋 亮彦 診療科長/教授
多久嶋 亮彦

“愛情もって診療を”をモットーに

形成外科とは、外傷や腫瘍切除後の組織欠損に対して、マイクロサージャリー(手術用顕微鏡を用いた手術)などの技術を用いて、機能的、美容的に身体の改善を行う診療科です。当科では、顔面神経麻痺、頭頚部がん・乳がん切除後の再建、糖尿病性足壊疽など難治性潰瘍、血管腫に対する治療を得意としており、国内でも有数の症例数を誇っています。また、性同一性障害(GID)の患者さんに対する外科的治療を2020年度より開始します。当科は10名ほどの形成外科専門医が常勤しており、上記した特殊な疾患ばかりでなく、顔面骨骨折や先天性疾患など、あらゆる疾患に対応できる体制をとっています。しかし、医療の上で最も大事なことは患者さんに対して愛情をもって診療にあたることであり、当科ではそれをモットーとしています。

当診療科の特色

顔面神経麻痺の治療においては、以前より遊離筋肉移植術による「笑いの再建」に力を入れており、常に「自然な笑い」に近づく治療を目指して、術式の最適化を心掛けています。重症下肢虚血を主とする難治性潰瘍に対しては、外科的に足部への血行改善が得られる「distal bypass(遠位バイパス)」手術を積極的に施行しており、良好な結果が得られています。血管腫・血管奇形の治療では、難治性とされる症例に対して、手術治療、血管内治療を駆使して、最善で最新の治療を提供しています。その他、他施設では治療困難と判断される疾病に対して、多くのスタッフの専門性を活かし、「どのような病態でも治療する」という意志で全力で治療にあたっています。

取り扱っている主な疾患

当院では一般形成外科分野では国内有数の手術症例数を、さらにいくつかの特殊な形成外科専門分野で国内トップレベルの成績を残しています。

  • 顔面神経麻痺
  • 血管腫・血管奇形
  • 乳がん術後再建術
  • 難治性潰瘍・フットケア
  • 頭頸部がん切除後再建・耳下腺腫瘍
  • 顔面外傷・顔面骨折
  • 眼瞼下垂症
  • 手の外傷・切断指再接着
  • 熱傷・瘢痕・ケロイド
  • 皮膚腫瘍
  • 先天性体表異常
  • クラニオ
  • レーザー治療
  • 美容医療・アンチエイジング医療
  • 性同一性障害(GID)の外科治療
  • リンパ浮腫

診療体制

外来は午前は一般外来・専門外来、午後は専門外来を行っております。外来担当表をご確認ください。 病棟はチーム体制で診療を行っております。

〔専門外来〕

  • 陳旧性顔面神経麻痺外来
  • レーザー外来
  • 美容外科外来
  • 下肢救済・フットケア外来
  • 血管腫外来
  • ブレスト外来
  • クラニオ外来
  • 口唇口蓋裂外来
  • リンパ浮腫外来
  • GID外来
  • 頭頸部再建外来

フロアガイド

先進的な医療への取組みに
ついて

  • 顔面神経麻痺に対する次世代の笑いの再建(より自然な再建、小児の治療)
  • 神経再建(角膜知覚の再建、オトガイ神経の再建)
  • 血管腫、血管奇形に対する硬化療法
  • 重症下肢虚血に対する血行再建を併用した下肢救済
  • 難治性潰瘍に対する高気圧酸素療法
  • 脂肪移植(注入)を応用した乳房再建
  • 乳房再建、顔面変形に対する3次元画像解析(VectraR)
  • GID(性同一性障害)に対する外科的治療(2020年度より当科での治療が行えるようになりました)

先進的な医療への取組み

症例数・実績

外来診療の実績(令和元年度)

新患数 4,502名、再来数 20,290名
外来手術件数 819件

入院診療の実績(令和元年度)

1,835名

主要疾患患者数

平成28年 平成29年 平成30年 令和元年
顔面神経麻痺に対する再建術 112 88 91 176
顔面骨骨折 158 190 114 187
手の外傷(内:切断指再接合術) 64(内27) 59(内10) 62(内8 ) 117(7)
乳房再建 196 155 141 120
頭頚部再建 39 66 66 71
四肢・体幹部再建 24 44 25 62
血管腫・血管奇形 76 182 162 243
難治性潰瘍 166 168 166 218
眼瞼下垂症 159 201 195 327
先天異常 83 54 44 157

症例数・実績