眼科(アイセンター)症例数・実績

外来患者数

最近5年間の外来患者数の内訳と、初診患者の紹介患者が占める割合を図に示す。

入院診療の実績

最近5年の主要手術の件数を図に示す。(外来手術含む)

 2020年度は新型コロナウィルス感染症の拡大のため手術件数や外来数の制限を行い、2019年と比べ手術件数や外来患者数が大幅に減少した。2021年度では2019年度比で手術件数が99 .5%(3,662件)、外来患者数が10 6.1%(70 ,811 人)と感染症拡大前の水準に戻っている。
 網膜硝子体疾患の中核病院であり、2021年度の硝子体手術施行症例は、網膜剥離478例、糖尿病網膜症92 例、黄斑円孔166例、黄斑上膜22 8例、増殖硝子体網膜症11 6例、網膜復位術137 例、その他90 例であった。眼科のベッド数は41あるが、満床状態が慢性的に続いており、白内障手術のみでなく、硝子体手術も少しずつではあるが症例を選択しつつ外来手術件数を増やす方向に向かっている。

 加齢黄斑変性症に対する抗VEGF療法、光線力学療法、ぶどう膜炎・視神経炎・眼窩偽腫瘍等に対するステロイドパルス療法、インプラント挿入緑内障手術、角膜移植、小児の斜視手術などにも対応している。NICUにおける極小未熟児症例の増加に伴い、レーザー治療を要する未熟児網膜症の症例が増えている。

低侵襲医療の施行項目と施行例数(2021年度)

  1. 網膜光凝固術:573件
  2. レーザー虹彩切開術:68件
  3. レーザー毛様体光凝術:45件
  4. レーザー後発白内障切開術:283件