女性泌尿器科

 

女性骨盤底専門外来では、女性の泌尿器科医師が診療を担当していますので、同性として率直にお悩みを相談できます。

 

女性の骨盤底疾患(骨盤臓器脱、尿失禁、過活動膀胱、間質性膀胱炎、女性性機能障害など)を専門的に診断・治療を行います。患者さんの状態、ご希望に応じて保存治療、薬物治療、手術治療を行います。保存治療では専門看護師による個別骨盤底筋体操指導や骨盤臓器脱に対するリングペッサリーの自己着脱指導も行っています。骨盤臓器脱の手術治療では従来法に加えてメッシュを使用したTVM手術、腹腔鏡下仙骨固定術(LSC)も行っています。また腹圧性尿失禁に対する尿道スリング術(TVT手術、TOT手術)、間質性膀胱炎の膀胱水圧拡張術も行っています。

尿失禁症

●骨盤臓器脱

女性の骨盤の中にある膀胱、子宮、直腸などは、「骨盤底」といわれるハンモック状の筋肉や靱帯によって支えられています。これらの筋肉や靱帯がゆるむと、腹圧により膀胱や直腸が膣内へ押し出され、膣壁が膣入り口にむかって膨隆します。症状が進行すると膣入り口を超えて、膣外まで膨隆します。膀胱により膣が膨隆することを膀胱瘤といい、子宮が膣外へ脱出することを子宮脱、直腸により膣が膨隆することを直腸瘤といいます。 症状としては陰部(膣)の違和感・異物感や尿失禁、排尿困難、排便困難などがあります。

●膀胱瘤、直腸瘤の治療方法

軽症の場合には、進行を抑えることや尿失禁を改善させることを目的として骨盤底筋体操(ケーゲル体操)を行います。 また、ペッサリーという膣内補助器のリングを腟内へ挿入することにより、膣が膨隆することを抑える方法もあります。ペッサリーにより腟内異物感が強くなったり、腟内に炎症を起こしたりすることがありえます。当院では、膣内補助器を挿入したままにせずに就寝中は器具を外し、膣内に異物が挿入したままにならないよう、自己着脱指導を行っております。また、手術は従来、緩くなって伸びた膣壁を縫い縮める手術(腟壁縫縮手術)を行っていましたが、術後再発する場合があります。そこで、最近はポリプロピレン製のメッシュを膀胱と子宮の間、直腸と子宮の間に挿入して緩くなった骨盤底筋を補強する手術(TVM (tension-free vaginal mesh)手術、メッシュ手術)を行っています。TVM手術は原則2泊3日の入院で行い、従来の手術よりも低侵襲で再発も少ないことが期待されています。

<膀胱瘤>

膀胱によって膣が膨隆します

<直腸瘤>

直腸によって膣が膨隆します

膀胱瘤 直腸瘤
◆ 関連項目
病気・疾患でしらべる
尿失禁症・説明
尿失禁外来看護

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