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在学生の活動

タイの薬物依存治療センターでの意識調査

国際医療協力専攻2年 川島 文子

平成19年2月に、私はタイの東北地方にある薬物依存治療センターで、そこに入所している人たちを対象にHIV/AIDSの意識調査を行ってきました。

私は国内外を問わず、調査研究を行ったのは今回が初めてでした。調査内容などを指導教授やタイの現地 のスタッフの方にご指導をいただき進めることができました。タイでの研究期間は2週間という短い間でしたが、旅行などで感じるものとは違い、彼らの生活に 一歩踏み込んで、異なる風習、価値観、歴史を肌で感じることができました。調査研究をする上では、ただ本を読んだり、聞いたりするだけではその国や地域の 状況を理解することはできず、実際に彼らの生活の中に入り、学び、理解し研究をすることの大切さを痛感しました。

「国際協力」という言葉を多くの場面で見聞することがあります。しかし、実際には何をするものなのか、その中 で何ができるのかは机上だけでは、「国際協力」という世界は非常にあいまいであると思います。自分自身の考えや信念がなければ何をしていいのか迷うところ かもしれません。私は、実際の調査研究や多くの大学院の授業を通じて、自分なりのビジョンを見つけることができました。

杏林大学大学院では医学系、社会学系などあらゆる分野の先生方がご指導してくださいました。このような環境は なかなかないのではないかと思います。私は自分の進む分野を一つの方向からだけではなく、あらゆる角度から学び、選ぶことができました。また、多くの留学 生や実際に海外で協力隊として経験をつまれた院生など多彩な方々が在学していますので、国際協力というものを授業の内と外とで感じることができ、自分の考 えを深めるのにふさわしい環境であると思います。

タイ国保健省Drug Dependency Treatment Center (DDTC)の薬物依存者とアルコール依存者らの外来病棟

DDTCの敷地内の入院患者棟の地図。入院用3棟がある。青い屋根の棟はアルコール依存者棟(右)と薬物依存者棟男性用(左)、ピンクの屋根は薬物依存者棟女性用である。運動場や休憩所などの設備がある

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