充分な外国語運用能力とコミュニケーション力をベースに、正しい異文化理解、さらには観光産業の“いま”を通じて「ホスピタリティ」を学習し、実践的に応用できる人材を育成するのが観光交流文化学科。異なる社会・文化に住む人びと同士の交流、地域における観光の現代的な役割、観光を通じて交流・変容する社会・文化、上質なサービスと空間が作り出す価値、将来それらに携わるための知識と表現力を養います。
異なる地域に属する人びとの交流が盛んな現代では、この交流から創造される躍動感ある「文化」の形が見られます。世界の文化について、事例を通じ幅広く学びます。
宿泊施設の役割、類型等の理解を基本に、ホテル運営について、組織と職務を中心に学べます。また事業スキームや経営・人材管理等、マネジメントの視点からホテル事業を考えます。
外食産業発展の経緯をたどり、社会や経済が市場に与えた影響について考えます。食の安全や環境対応、コンビニ弁当に代表される「中食(なかしょく)」との競争など、現代の事例を取り上げます。
保健学部との連携による本学独自の授業です。人体や環境に関する基礎的理解をベースに、観光と保健とストレスとの関係をはじめ、「旅行医学」といった新しいテーマも学びます。
旅行の多様化や航空機の大型化、規制緩和等の環境変化、アライアンスやマイレージ等の割引運賃制度など、国際観光を支える航空会社の経営戦略、マーケティングについて学びます。
旅行会社やその関連企業は、旅行準備や移動・滞在・観光体験すべてに関わるサービスを提供します。この授業では個人対象のサービスや、国際会議・出張などの企業向けサービスについて学びます。
観光に携わる職業において、健常者のお客様はもとより、耳が不自由なお客様に正確な情報提供をするには、コミュニケーションに工夫が必要です。ツアーコンダクターの接客場面をロールプレイしたり、聴覚障がいの方をゲスト講師に迎え、生きた手話に触れながら、コミュニケーション技術のひとつである手話の基礎を学びます。
同じ目標を持つ仲間とともに学ぶ、まさに学生が主役の少人数制の演習科目です。観光・ホスピタリティ分野を専門とする教員の指導の下、卒業研究、グループディスカッション、フィールドワーク、就職活動に取り組みます。学生と教員の距離が近いこと、それが観光交流文化学科の一番の強みです。