精神神経科先進的な医療・研究

当科で実施している先進的な医療について

うつ検査入院プログラムについて

「長年うつの治療をしているのになかなか良くならない」とお困りの方を対象に、うつが治らない要因を調べる7日間の検査入院プログラムを実施しています。

プログラム、申込方法などの詳細はこちらをご覧ください。

当科で実施している臨床研究について

双極性障害のうつ病相に対する、ケタミン投薬の効果検証研究へのご協力依頼

当院では、双極性障害のうつ病相の方に対し、ケタミンという新しい薬を投与して効果を検証する研究を行っています。また、採血を行い血液中の物質の変化も調べます。

<概要>

  • ケタミンは国内では麻酔薬として使われている薬ですが、麻酔で使う量の半分で用いると、うつ病に対して効果があると海外で報告されています。
  • この研究では、ケタミン投与による双極性障害のうつ病相における効果を検証します。
  • 投与の前後に血液検査を行い、血液中の物質の変化も調べます。
  • <対象>

  • 年齢:18歳以上65歳未満
  • 対象疾患:双極性障害と診断され、4週間以上うつ病相が続く方
  • <場所>
    杏林大学医学部付属病院

    <内容>

  • 投与前:診察、血液検査、尿検査、心電図検査を行います。
  • 投与 :2週間で計4回の点滴投与を行います。点滴の中身はケタミンか生理食塩水のいずれかで、投与中はどちらに該当するか分かりません。
    投与にあわせて診察と血液検査を行います。
    研究参加時にすでに受けている治療は、そのまま継続します。
    生理食塩水に該当した方は、後で2週間、4回のケタミン投与を受けることができます。
  • 投与後:定期的に診察と血液検査を行います。
  • <費用・謝礼>

  • 本研究で行う診察や検査などに費用はかかりません。
  • 1回の来院につき3,000円の負担軽減費(交通費含む)を金券でお支払いします。
  • 「摂食障害治療継続関連因子についての検討」に関するご協力のお願い

    「精神疾患患者における退院後の就労・社会状況に関連する要因の検討」に関するご協力のお願い

    「難治性うつ状態を呈する神経発達症患者の行動特徴の検討」に関するご協力のお願い

    「抑うつ症状を呈した患者の復職状況に関連する要因の検討」に関するご協力のお願い

    「治療抵抗性気分障害患者の実態調査:診療記録調査」に関するご協力のお願い