整形外科概要・特色

診療科長からみなさまへ 診療科長からみなさまへ

診療科長/教授 細金 直文 診療科長/教授
細金 直文

整形外科は骨・関節・靱帯・筋肉をはじめ脊椎・脊髄・末梢神経など人々の生活の質に直結する運動器の疾患を扱う分野です。小児から超高齢者まで幅広い年齢層を対象に、外傷や加齢に伴う疾患、先天的な疾患、腫瘍などの治療を行っております。多摩地区唯一の医学部付属病院として脊椎・脊髄、四肢関節、腫瘍、外傷の各分野で専門性が高く、質の高い治療を提供すべく日夜、臨床や研究に励んでおります。

当診療科の特色

脊椎・脊髄、四肢関節、腫瘍、外傷の臨床グループで十分に経験を積んだ専門医がそれぞれ治療にあったおります。保存的な治療では十分に効果が得られない疾患や難治性の疾患に対し診療を行っており、年間1100件を超える手術件数を行っております。また高度救命救急センターにもスタッフを配置し重篤が外傷にも対応しております。
また大学病院として診療・研究・教育に注力し、継続的な医療の質の向上および若手医師の育成に努めております。

取り扱っている主な疾患

<脊椎・脊髄疾患>
腰椎変性疾患(腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎分離すべり症など)、頚椎変性疾患(頚髄症、頚椎後縦靭帯骨化症、頚椎椎間板ヘルニア、上位頚椎疾患)、特発性側弯症、変性側弯症、変性後弯症、変性後側弯症、成人脊柱変形、脊椎外傷(骨粗鬆性椎体骨折、破裂骨折、脱臼骨折など)、脊椎脊髄腫瘍など
<膝関節疾患>
変形性膝関節症、靭帯損傷、半月板損傷、膝蓋骨脱臼など
<肩関節疾患>
肩関節周囲炎(いわゆる四十肩)、肩腱板断裂、肩関節不安定症など
<骨軟部腫瘍>
良性骨腫瘍、良性軟部腫瘍、原発性悪性骨腫瘍、原発性悪性軟部腫瘍、転移性骨腫瘍
<股関節疾患、小児疾患>
変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、大腿骨頭すべり症、先天性股関節脱臼、内反足など
<外傷>
一般的な運動器の外傷、骨盤骨折、開放骨折、多発外傷など

診療体制

外来は、初診担当医2~3名と各専門領域の専門外来担当医4名で、紹介状持参の有無に関わらず対応しております。初診担当医の判断により必要な諸検査を行い、手術治療が必要であれば専門外来担当医の再診を予約受診していただきます。また地域連携室を経由して近隣の医療機関から直接専門外来担当医への予約も受け付けております。手術以外の治療を継続する場合は、近隣の関連施設に紹介するなど地域医療連携を有効に活用し患者さんに適切な治療を提供しております。より専門性の高い診断と治療を提供し、手術前後の患者さんの専門的な診療も行っています。

病棟は各診療班に分かれて、経験を積んだ専門医が指導医となって医員・研修医とともにチームを形成して診療に当たっています。手術は主に火曜日、金曜日に行っております。

専門外来

脊椎・脊髄
市村、細金、長谷川(雅)、高橋、佐野、辻
側弯症
細金
関節
膝関節;佐藤(行)、片山、高柳
股関節;小寺、井上
肩関節;坂倉
骨軟部腫瘍
森井、田島(崇)、宇高
スポーツ障害
林、佐藤(行)、片山、高柳
小児整形
小寺
外傷
稲田、道廣
骨粗鬆症
市村、長谷川(雅)

フロアガイド

先進的な医療への取組みに
ついて

脊椎では側弯矯正手術、術中脊髄モニタリング、低侵襲手術である側方侵入アプローチ手術(LIF)や内視鏡手術(MED,MEL)、さらには圧迫骨折に対しての経皮的椎体形成術(BKP)や経皮的椎体間固定術(PPS)などを行っています。骨軟部腫瘍では、悪性腫瘍に対して広範囲腫瘍切除および人工関節置換術など患肢温存手術や化学療法なども行っております。関節外科では、肩・股関節・膝関節の人工関節置換術や鏡視下靭帯再建術、半月板・腱板修復術などを行っており、また矯正骨切り術も行っています。外傷では高度救急救命センターとの連携により、2.3次救急患者の多発骨折や外傷及び脊椎・骨盤骨折の手術も行っています。

先進的な医療への取組み

症例数・実績

外来患者総数(令和元年度)

36,363名

表3 疾患別の代表術式と件数(令和元年度)

1.脊椎脊髄疾患

H31/R1
脊椎疾患手術件数 323
A.頚髄症 29
頸椎後縦靭帯骨化症 3
1.椎弓形成術 27
2.前方固定術 7
B.腰椎椎間板ヘルニア 54
1.MED(内視鏡下) 32
2.LOVE法 8
C.腰部脊柱管狭窄症 108
1.椎弓形成、切除 60
2.固定術 36
3.MEL(内視鏡) 11
D.脊髄・馬尾腫瘍 12
E.脊柱変形 35
F.椎体骨折 36
1.BKP 14
2.固定術 16

症例数・実績