職員紹介

 

医療職

要 伸也[センター長]

1992年に腎臓・リウマチ膠原病内科准教授として赴任以来、診療科の臨床・教育・研究に携わるとともに、2016年からは医療安全推進室副室長を2年間、2018年からは臨床試験管理室の副室長(2020年から室長)を務めております。教務委員、卒後教育委員として卒前・卒後教育にも関わって参りました。

学生、職員教育はますます重要性が増していると思います。私自身は専門の医学教育学を学んだことはありませんが、専従教員の副センター長・冨田泰彦教授(おもに卒後教育およびシミュレーションラボ担当)、矢島知治教授(おもに卒前教育担当)、江頭講師、関口助教をはじめとするスタッフの皆様に支えていただきながら、センターを統括してゆきたいと思います。

もともと関西出身(兵庫県・宝塚)で、性格はのんびりしている方です。前任の赤木美智男客員教授の大学・高校の後輩にあたります。プロフィールはドクター紹介のぺージ

https://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/clinic/inter10/staff/202/)もご覧下さい。

皆様にはいろいろな場面でお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

冨田 泰彦[卒後教育委員会委員長・副センター長]

1987~2007年まで本学の脳神経外科、救急医学(高度救命救急センター)にて診療・研究・教育に携わり、学位(医学博士)、日本脳神経外科学会専門医、日本救急医学会専門医を取得。特に救急医学では医学部卒前教育や初期臨床研修に深く関わった経緯から2007年4月より医学教育学専任(現在、准教授・副センター長)となりました。

医学部の卒前教育、卒後臨床研修教育、病院職員教育、看護学科大学院などの領域で教育推進業務を担当しています。『人のため、道のため、国のため』、『後輩や子供たちへの最高の贈り物は「教育」である』等の思いを込めて医学教育に関わっています。

 

 

矢島 知治[教授]

2015年3月までは慶應義塾大学医学部消化器内科で教育担当として、臨床の本質は何なのか、それはどうしたら身につくのか、学習者のモチベーションは何によって規定されるのか、といったことに興味を抱きながら診療参加型実習の体現に取り組んできました。学生の成長を日常的に肌で感じながら、自分自身も教育者として、そして医師として進化し続けることのできた10年間でした。学生からの投票によって選ばれる慶應義塾大学医学部のBest Teacher Awardを8年連続で受賞できたことは、その証として誇りに思っています。

縁あって杏林大学医学部医学教育学教室のメンバーとなり早4年が経過しました。主として卒前教育に注力しており、直接学生を指導することに加えて、海外研修プログラムと臨床実習の統括をしております。卒後教育ではカルテやサマリーの書き方の指導などをするとともに、消化器病学会などで臨床推論をテーマにしたセミナーを定期的に開催しています。

 

 

江頭 説子[講師]

2015~2018年まで本学の女性研究者研究活動支援事業に従事し、2018年には医学教育分野別評価に関わり、2019年4月1日から医学教育学教室の講師となりました。現在は医学部の早期体験学習、行動科学などの領域で教育推進業務を担当しております。また、医学部での教育だけでなく、医学部生、研修医、医師、教職員が生涯学び続け、研究を推進し、日々健康に働き続けることのできる環境を整えることにも尽力したいと考えております。そのために、多くの方の声に耳を傾け、多くの現場を観て、私自身が学び、できること・やるべきことを、ひとつひとつ実現させていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 

 

関口 進一郎[助教]

2019年4月に杏林大学医学部(医学教育学)に着任しました。前任地では、サブスペシャルティ領域の専門を持たない一小児科医として外来診療を20年間担当し、小児科外来という場で学生や若手医師の教育に関わってきました。私がワークショップ形式の指導医養成講習会を受講し、教育学的なものの考え方に初めて触れたのは2001年のことでした。当時の私にはそれがあまりに難しく感じられ、十分に理解ができませんでした。外来診療という臨床の場で効果的に教育をする方法を模索していた時期だったこともあり、医学教育について理解を深め、できれば日ごろの外来教育において実践できるところまで深く学びたいと思い、2003年から指導医講習会のお手伝いを始めました。

2009年からは小児科専門研修施設の指導医を対象とする講習会(日本小児科学会主催)の世話人を務めています。これまでに多くの指導的な立場の医師・医療者とともに研修指導のありかたについて考え、学ぶ機会をいただきました。医学教育に関して私はまだ学修の途上にありますが、これまで学び、経験してきたことを礎にし、更なる学びを蓄積しながら、教育の現場で実践に移していきたいと思います。

医師を育成する立場に身を置いたいま、改めて自らの医師人生を振り返ってみると、医学生であったころから現在に至るまで、数えきれないほどたくさんの指導者から教わってきたことを再認識させられます。杏林大学では、医学部と病院全体で、教員のみならず多くの職種の方々が参加し、協力して、学生を、そして研修医を一人前の医師へと育てていこうとする文化が醸成されていることを強く実感します。杏林大学の医学教育をさらに充実したものへと発展させられるよう、力を尽くしたいと思っております。

 

 

林 啓子(兼任)[看護部副部長]

2020年度から総合研修センター兼任となりました。病院職員が医療人として生涯学習に取り組み、キャリア形成をしていくことができるような支援をしていきたいと考えております。現在、センターと連携して実施していることとして、BLS訓練、静脈注射ライセンス取得、CVC挿入中患者の看護に関する研修、酸素療法等があり、正しい技術で安全な医療・看護を提供していくことができるよう、教育体制を整えています。

働き方改革に伴う、タスクシフト・シェアを推進していくことが、今後ますます求められます。急性期病院における実践能力の高い看護師として、特定行為に係る看護師等を養成し、患者さんの多様なニーズに、タイムリーに対応できる人材を育成していきます。

病院の理念・基本方針をもとに、地域医療および社会に貢献していく人財育成に努めてまいります。