研修医・指導医の声

研修医の声

荻本 直尭

2019年 杏林大学卒業

杏林大学病院は、多摩地区唯一の大学病院本院であり、高度救命センター、総合周産期母子医療センター、脳卒中センターなど救急対応に強いところが特徴の一つです。その一方で、都心の大きな病院と異なり三鷹市の周辺地域には当院と同様の大きな病院がないため、Common diseaseも多く、市中病院のような一面も持ち合わせています。このように当院は専門性の高い症例から一般的な症例まで、多岐にわたる症例を経験できると魅力があります。

私は杏林大学を卒業し、このような魅力を持つ当院で研修を行うことを決めました。まず、当院の研修プログラムではどのようなカリキュラムを組めるのかという点について説明いたします。

私は一般コースを選択しましたが、一般コースでは、内科、救急、外科、産婦人科、小児科、精神科、麻酔科、地域研修以外の期間(28週間)で自由選択枠が設けられております。この期間で選択できる科目数の目安は6~7科であり、志望科を決めていない方にとっても十分この期間で志望科を考えることができると思います。

私は内科志望かつ専門科を決めていなかったため、それぞれの内科を選択しローテーションを経て、志望科を決めることができました。当院の雰囲気はとてもアットホームで、疑問を抱いたときにすぐに上級医に質問できる良い環境の中で研修生活を送ることができます。研修同期も多いため私生活はもちろん、勉学面でも切磋琢磨できると思います。

もう一つの魅力として、地域医療というプログラムがあります。この研修では、北は北海道から南は長崎五島列島まで指定された医療機関で1か月研修ができます。

私は五島列島を選択しましたが、大学病院で働いているからこその医療体制の違いや医療設備の違いを体験できます。大学病院での高い水準の医療だけでなく、限られた医療資源でどのような医療が展開されているのかを学べるため非常に貴重な経験ができます。

杏林大学病院は大学病院ではありながら様々な疾患を経験でき、親しみやすい環境の中で研修生活を送ることができます。

ぜひ一度、見学にお越しいただき、当院の雰囲気を感じていただければと考えます。

 

 

吉﨑 彩織

2019年 他大学卒業

私は2019年3月に他大学を卒業し、4月より杏林大学医学部付属病院にて初期研修を開始しました。

私が当院で初期研修をしたいと思った大きな理由として、他大学出身の先生が多く在籍しており、出身大学の垣根を超えた寛容な雰囲気に魅力を感じたことがあります。研修医の約3分の1が他大学出身であり、私立・国立を問わず、様々な地域から集まっています。入職後は2週間のオリエンテーションがあり、研修の流れ、パソコンの使い方、採血等の基本的な手技を学ぶ機会が設けられています。この期間に同期の研修医との交流を深めることもできます。

病棟業務が始まってからも、いきなり一人で患者さんの診察やアセスメントを任されるのではなく、上級医の先生方の指導のもと、基本的な要素から教えてもらうことができます。質問や意見があれば遠慮なく発言できる風通しの良い環境でもあります。一方で、救急外来では研修医がファーストタッチを担当するため、速やかな加療が求められる現場での対応力を磨くことができます。

また、後期研修先の病院や入局科を悩んだ際、親身になって相談に乗ってくれる先生方がたくさんいることも心強いです。将来設計や個性を考えたうえで、時には別病院や別の科の可能性を提示してくださることも、大きな信頼を寄せる理由となりました。

一度見学に来ていただければ、当院の雰囲気をお伝えできると思います。ぜひご気軽にいらしてください。

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指導医の声

安藤 直朗

麻酔科

当院は、多摩地区唯一の大学病院の本院です。地域の医療に根差しながら臨床、研究、教育という3本の柱、全てに置いて、大学病院としての役割を担う設備と人材が揃っていると思います。取り扱う疾患もCommon diseaseから専門的な珍しい疾患まで、慢性的な疾患から、急性期や重症病態まで、幅広く経験を積むことができます。規模の大きな大学病院ですが、他大学出身の方も多く、出身大学を気にすることなく、すぐに馴染めて和気藹々とし、風通しが良いのも、特徴だと思います。

私の所属する麻酔科は、当院の研修プログラムでは必修科目になっています。しかし、麻酔科とはかけ離れた分野に進路を考えている研修医もいます。研修医の、考え方やそれまでの経験や知識はそれぞれ異なります。そこで私たちは、平等で均質な教育を目指すよりも、個々に合わせた教育や研修を心がけています。

麻酔科の研修を始める際には、目標や目的、研修を経てなりたい自分をなるべく具体的にイメージしてもらい、そのイメージに近づくためには、何が必要かを一緒に考えるところから始めています。また患者さんの安全を担保しながら、最大限の経験が詰めるように、手技や治療へなるべく参加していただくべく、シミュレーターを用いた事前の準備や、定期的な勉強会を開催しています。担当する患者さんについて、積極的にチーム医療に参加して、研修医自身の考え方を尊重することに努めています。

また労働が過重な負担がかからないよう、オンラインでの出退勤把握による管理や、指導医との定期的な面談もあります。幅広い学年の先生がいるので、悩んだときには、近い学年の先輩に相談しやすいのも魅力だと思います。

私自身も当院で初期研修を行いました。杏林大学病院の雰囲気は、その頃と少しも変わらず、面倒見のいい指導医たちと活気があってやる気に溢れる研修医が、患者に寄り添う良医を目指して、日々教育と自己研鑽に励んでいます。むしろもっと、活気があってやる気に溢れる研修医が、増えた気もしています。先輩が教えてくれたように、後輩に教えていく、この定着した風土はこれからも変わることのないのだと思います。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。