杏林大学医学部付属病院感染症科では、2019年より感染症科チームの併診によるコンサルトサービスを開始しております。

2022年度は481件の入院コンサルトをいただき、相談いただく疾患群も、肺炎（膿胸、肺化膿症）、尿路感染症（嚢胞腎感染、腎膿瘍、気腫性腎盂腎炎）、蜂窩織炎（ガス壊疽、皮下膿瘍、壊死性筋膜炎、化膿性汗腺炎）、髄膜炎（脳炎、脳膿瘍）、骨・関節感染（PJI）、カテーテル感染、感染性心内膜炎、術後創部感染、発熱性好中球減少症（好中球減少性腸炎）から、侵襲性肺アスペルギルス症、眼科先端症候群、内因性・外因性眼内炎、ブドウ膜炎（結核・梅毒）、人工血管感染（一般細菌、真菌）、ノカルジア播種、リステリア感染症（脳膿瘍、膿胸）、脊髄膿瘍、肺外結核、BCG播種、非定形抗酸菌症（播種、軟部組織、骨感染、PDカテーテル感染）、HIV AIDS（カリニ肺炎、クリプトッコッカス肺炎、アメーバ赤痢、CMV肺炎・大腸炎）、リケッチア症（日本紅斑熱、ツツガムシ病）、寄生虫疾患（ウェステルマン肺吸虫、日本海裂頭条虫）、渡航者の発熱（デング熱）から非感染性熱性疾患（腫瘍性疾患、自己免疫性疾患）まで、毎日幅広い症例に対し、主科の先生方とともに治療にあたっております。