もの忘れセンター概要・特色

診療科長からみなさまへ 診療科長からみなさまへ

センター長/教授 神﨑 恒一 センター長/教授
神﨑 恒一

当院もの忘れセンターは東京都が指定する認知症疾患医療センターで、近隣のかかりつけ医からご紹介いただいた方に対して、診断をつけ、治療方針を決定したのち、紹介医のもとで継続治療していただくことを原則としております。もの忘れのことが心配な方から、すでに認知症と診断され生活の支援が必要な方まで幅広く相談に乗っておりますので、遠慮なくご相談ください。

当診療科の特色

認知症の診断、治療は他の臓器疾患に比べて容易ではなく、治療薬も限定されているのが実情です。当センターでは認知機能検査のほか、頭部MRIや脳血流シンチグラムを行い、できるだけ正確な診断をつけるほか、この先どのようにしていけばよいかを薬物療法だけでなく、生活支援を含めて指導しています。当院では非薬物療法として認知症について勉強するための集団家族教室や音楽療法、回想法、頭と体を同時に使うコグニサイズを行っています。また、紹介医はもちろんケアマネジャーなど患者さんやご家族を支援する方々と連携を取るよう心がけています。

取り扱っている主な疾患

  • アルツハイマー型認知症
  • 脳血管性認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭葉変性症
  • 正常圧水頭症
  • 軽度認知障害  など

診療体制

外来は、月曜から金曜まで、外来棟6階「もの忘れセンター」で初診および再診担当医が診療を行っています。

病棟は、特発性性常圧水頭症の検査入院を高齢診療科で行っています。

フロアガイド

先進的な医療への取組みに
ついて

  • 総合機能評価(疾患評価、BADL、IADL、認知機能、うつ、意欲、社会的背景)を用いた認知症の診断と治療:重症度に応じた個別治療
  • 非侵襲的動脈硬化検査:非侵襲的検査(脈波速度、頸動脈エコー等)を用いた動脈硬化性疾患の病状把握
  • 大脳白質病変の評価と危険因子検索
  • 光トポグラフィーを用いた大脳活動のリアルタイム評価
  • 経頭蓋超音波ドプラによる脳血流検査

先進的な医療への取組み

症例数・実績

入院診療の実績(平成30年度)

患者総数(再入院、併診患者含む) : 3933名(外来のみ,うち初診患者数390名)

主要疾患 患者数
総合機能評価 1597例
大脳白質病変検査 433例
転倒検査 236例
重心動揺計 96例
光トポグラフィー 40例

症例数・実績

初診診療の流れについて

診療日

当センターは2006年11月14日にオープンし、月曜日から金曜日に新患を受け付けています。
※ ご来院の際の注意
・当センターの受診には原則として紹介状が必要です。
・健康保険証・各種医療証等を必ずお持ちください。
* 初診:月~金(予約制)
* 再診:月~金(予約制、受付時間は 担当医師により異なります)
* 当センターにご紹介される医療機関の方は「地域医療連携(患者支援センター)」をご参照ください。
※毎月「もの忘れ教室」を実施しています。

診察の流れ

①第1回目(初診)診察日
* 問診及び診察
* 歩行検査、バランス検査など
* 神経心理検査ほか総合機能評価
 o 認知機能検査(10-15分)
 o 生活自立度の検査
 o 生活意欲の検査
 o 生活上の問題に関する調査(御家族に記入していただきます)
 o 介護負担度検査(御家族に記入していただきます)
* 血液検査、レントゲン、心電図検査ほか

②画像検査日(予約)※原則として2日間に分けて行います
* MRI, MRA:脳の萎縮、血管の狭窄、閉塞などを評価
* SPECT:脳血流を測定

③第2回目診察日
検査結果、診断、治療方針について説明をいたします。

第2回目診療日以降は原則としてご紹介いただいたクリニックで継続診療を行います。

当センターで行っている非薬物療法(保険外診療)

  • 音楽療法(集団、少人数制):音楽療法士有資格者担当
  • 認知症予防運動プログラム(コグニサイズ)(集団、少人数制):公認心理師・臨床検査技師担当
  • 心理カウンセリング:公認心理師担当
  • 回想法(個別):公認心理師担当
  • 集団家族指導:認知症認定看護師担当