皮膚科概要・特色

診療科長からみなさまへ 診療科長からみなさまへ

診療科長/教授 大山 学 診療科長/教授
大山 学

画一的でないニーズに沿った治療を

当科は皮膚とその付属器(毛・爪・汗腺など)に生じる全ての疾患を診療対象としています。特に、症状の重いアトピー性皮膚炎、薬疹などのアレルギー性疾患、専門的に取り扱う施設の少ない脱毛症・発汗異常などの付属器疾患、皮膚腫瘍(高度の医療が必要となる悪性のものを含む)の治療には力を入れています。あたらしい知識を活用しつつも、患者さんにわかりやすく、やさしい、当院の理念に基づく医療を提供します。なかなか解決できない皮膚のトラブルでお困りの際はぜひ御相談ください。

当診療科の特色

当科は開講後50年にわたり地域医療に尽くしつつ、より良い皮膚科診療を実現するための情報を発信してきました。

現在16名の常勤医師がおり、湿疹・皮膚炎・白癬・にきびなどの一般的なものから、難治性脱毛症や重症薬疹、悪性腫瘍など高度な専門性が必要とされるものまで幅広く皮膚疾患の診療を行っています。最新の知識・技術を活かし診察、検査を進めると共に、患者さん一人一人と向き合い、そのニーズを汲み取った画一的ではない治療を行うように心がけています。外来は一般外来の他、特殊外来として毛髪外来、アレルギー外来、腫瘍外来、乾癬外来、発汗外来、バイオ(生物学的製剤)外来を開設し、難治性の慢性疾患や特殊治療を要する疾患にも対応できる体制を整えています。

当科への入院患者さんは年間620名であり、手術や重症の皮膚疾患の患者さんの治療を行っています。特に皮膚腫瘍に対する手術、重症薬疹や難治性脱毛症、水疱症に対する集学的治療も多数施行しており、極めて良好な治療結果を得ています。また地域の病院、開業医との連携を密接にするよう病診連携に力を入れており、当科に紹介された患者さんが受診して良かったと満足できる医療を目指しています。

取り扱っている主な疾患

皮膚疾患全般を扱っています。主な疾患として、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、薬疹、脱毛症全般、皮膚腫瘍(良性・悪性)、水疱症(天疱瘡、類天疱瘡など)、接触皮膚炎、多形紅斑、膠原病(エリテマ トーデス、皮膚筋炎、強皮症など)、血管炎、 母斑、感染症(細菌性、ウイルス性)、足白癬(みずむし)、爪白癬(つめみずむし)、色素斑(しみなど)、乾癬、尋常性白斑などが挙げられます。

診療体制

<外来>
外来は、午前中は初診担当医および再診担当医が皮膚科疾患全般を対象に診察を行っています。また午後には特殊外来を設けており、特殊外来の担当医が診察、検査などを行っています。特殊外来の直接受診はできませんので、まず初診ください。受診の方は外来棟2階受付3までお越しください。

<入院>
病棟は、皮膚科疾患全般に経験を積んだ専門医が指導医となって研修医とともにチームを組んで診療に当たっています。

フロアガイド

先進的な医療への取組みに
ついて

当科では世界に先駆けて、体内に潜伏しているウイルスの活性化が重症薬疹の病態に密接に関わっていることを報告しており、実際に様々なウイルスの関与を、抗体だけでなく、遺伝子レベルでも検査し、治療に役立てています。

毛髪外来には多くの脱毛症患者さんが受診されており、特に重症の円形脱毛症、瘢痕性脱毛症の治療に力を入れています。重症円形脱毛症の治療前後で病理学的検討やリンパ球分画の測定を行うことにより、治療効果の判定、予後の解析に取り組んでいます。また、毛髪の再生に向けた基礎的研究も行っており、臨床への還元を目指しています。

アトピー性皮膚炎は発汗を促すことで症状が軽快する症例があります。 当教室ではアトピー性皮膚炎患者さんに発汗試験及び角質水分量の測定を施行し、患者の多くで温熱負荷による発汗の増加が認められないことを見出しており、発汗を促すよう指導を行っています。

先進的な医療への取組み

症例数・実績

外来診療の実績(令和元年度)

外来患者総数 36,212名

入院診療の実績(令和元年度)

入院患者総数 639名

症例数・実績