大学ホーム外国語学部一般の方高校生新聞英語問題解答・解説11月号

高校生新聞英語問題解答・解説

高校生新聞 11月号 英語問題の解答

さあ、何問できたかな?

(1) lies
(2) sells
(3) raise
(4) stand

高校生新聞 11月号 英語問題の解説

英語の動詞には「自動詞」としての意味用法と「他動詞」としての意味用法があります。これを整理して覚えるようにしましょう。

(1)と(2)は、自動詞と他動詞とで、形は似ているけれど違う語を用いる組み合わせです。この他には「sit(座る)とset(据える)」という組み合わせがあります。(3)と(4)は、同じ動詞が自動詞と他動詞の両方の使い方がある場合で、多くの人は「他動詞」の意味しか知らないことがあります。

(1)の文は、「その大きな木の下に、ミッキーと呼ばれた鼠が安らかに横たわっている」という意味で、自動詞 lieが正解。layは他動詞で「横たわらせる」という意味です。文頭に there という場所を表す副詞が来ると、動詞と主語の位置が入れ替わる「倒置」が起きることに注意しましょう。

(2)の文は、「タキトゥスは言った。この国の指導者たちが自分たちの子供を厳しく育てることが望ましい」という意味で、「〜を育てる、上げる」という意味の他動詞 raiseが正解。riseは自動詞で「自分で上がる、昇る」という意味です。

(3)の文は、「カワカミヒロミの最新作はパリでとてもよく売れている」という意味で、sellという動詞が自動詞として機能します。このように、sellには、「商品を売る」という他動詞の用法の他に、「商品が売れる」という意味の自動詞があります。ただし、自動詞の場合、肯定文では「よく売れる」という意味のwellなどの副詞が必ずつきます。他の例文:His book sold 300,000 copies.(彼の本は30万部も売れた)

(4)の文は、「ローマ帝国のいろいろな民族は、重すぎる税にもはや我慢できなかった」という意味で、standという動詞が「〜を我慢する」という他動詞で使われます。なお、自動詞stand は、前置詞 on +目的語として「〜の上に立つ」という意味の他「〜を主張する、〜にかかっている」などの熟語としての意味があります。辞書で確認しておきましょう。

このページのトップへ

PAGE TOP