認知症は治らないから、医療機関に行っても仕方がないと考えていませんか?認知症も他の病気と同じように、早期発見と早期対応がとても大切です。

早期発見・早期対応のメリット

今後の生活の準備をすることができます

早期に受診することで、症状が軽いうちに本人や家族が認知症への理解を深め、今後の暮らしについての準備ができます。

治療できる認知症や一時的な症状の場合もあります

認知症を引き起こす病気には、早めに治療をすれば改善が可能なものもあります。早めに受診して、原因となっている病気を突き止めることが大切です。

進行を緩やかにしたり、症状を軽快する治療薬の効果が期待できます

アルツハイマー型認知症では、早い段階からの服薬等の治療により、進行を緩やかにすることが可能と言われています。

【参考文献】 東京都福祉保健局「知って安心認知症」(2015)
愛知県健康福祉部高齢福祉課「認知症チェックリスト早期発見・早期対応に向けて」(2016)

◆コラム:受診をしたがらない親にどう接する?

本人が受診を拒否する場合、適切な治療が受けられなかったり、介護保険サービスを利用できないなど、家族は途方に暮れてしまいます。「ずっと元気でいてほしいから、健康診断を受けましょう。脳梗塞や脳出血などが隠れているかもしれないから・・・」と声をかけたり、信頼している親戚やかかりつけ医などに勧めてもらうとスムーズに受診ができる場合もあります。また、「役所からの通達で、○○歳以上は全員もの忘れの検査が必要になったらしい」と言って、健康診断にプラスする形で認知症の専門医の受診に成功した例があります。本人は、診断を受け入れたくない気持ちと回復を信じる気持ちで、不安や混乱を抱え葛藤しているので、「気持ちに寄り添う言葉かけ」が大切です。

何科で診てもらう?

一般的には神経内科、精神科、心療内科、脳外科、あるいはもの忘れ外来という専門外来で診てもらえます。専門医に診てもらうことも大切ですが、本人が信頼しているかかりつけ医に相談して、紹介してもらうのもよいでしょう。

◆コラム:認知症を認めたがらない場合はどうする?

本人が認知症であることを認めようとしない場合、診察の時に本人と一緒だと症状について話しにくい場合もあるかもしれません。そのような場合、症状をまとめたメモ(心配な症状、変化の様子と時期、既往歴など)を事前に医師に渡したり、家族だけで医師に話をしたい旨を受付や看護師にあらかじめ伝えておくこともよいでしょう。

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