■研修プログラム

専門医とは

日本専門医機構が認定したプログラムに基づき、規定年数を研修し、専門医認定試験(筆記および面接試験)に合格した医師を指します。さらに学術集会や研修プログラムへの参加、学会発表などによって定められた単位を取得し、知識と技能を備えていなければなりません。

産婦人科専門医までの道のり

産婦人科専攻医の受験には下記の 1) 2) 3) 4) 5)の全てが満たされていなければなりません。

 (1)専門研修施設において常勤としての専門研修の期間が3年あること
 (2)基幹施設での研修は6か月以上であること
 (3)同一施設での研修が24か月以内であること
 (4)常勤指導医がいない施設での地域医療研修は12か月以内であること
 (5)産婦人科専門研修制度においていずれのプログラムにおいても基幹施設となっておらず、かつ東京23区および政令指定都市以外にある連携施設または連携施設(地域医療)での地域医療研修が1か月以上含まれること

(2024年5月現在、受験資格の最新情報は日本産婦人科学会HPをご確認ください。)

当院は基幹病院であり、さらにスーパー総合周産期母子医療センターとしてはもちろん、院内にある高度救命救急センター、小児科・小児外科、麻酔科等との連携しており、非常に恵まれた環境で研修が可能です。また、研修中に学会発表と論文作成も行います。

後期研修プログラム(例)

1年目:杏林大学医学部付属病院

4~6月7~9月10~12月1~3月
産科婦人科産科婦人科

※この間、1カ月間のATTでの研修があります

最初の1年間は産科・婦人科各病棟のチームに配属され、病棟・外来業務を通じて研修します。分娩を自分で取り上げることはもちろん、帝王切開の術者、婦人科開腹術の術者・助手を行います。その他、超音波診断や外来化学療法の管理、子宮卵管造影や子宮鏡、コルポスコピーなど外来の各種検査についても研修します。

2年目:連携施設で1年間研修

全ての領域をまんべんなく研修します。外来診療を独り立ちし、手術の術者・助手も多数経験します。生殖医療や女性医学も研修します。東京都地域枠の専攻医は指定勤務を考慮した研修施設を選定します(太字施設)。

《研修施設実績》

2018年度:東京歯科大学市川総合病院、那須赤十字病院

2019年度:国家公務員共済組合連合会 立川病院、那須赤十字病院

2020年度:公立昭和病院、国立病院機構 埼玉病院、国家公務員共済組合連合会 立川病院、東京歯科大学市川総合病院、東京都立墨東病院武蔵野赤十字病院

2021年度:稲城市立病院公立昭和病院、小山記念病院、国立病院機構 埼玉病院、国家公務員共済組合連合会 立川病院、さいたま市立病院、東京歯科大学市川総合病院、東京都立墨東病院武蔵野赤十字病院

2022年度:稲城市立病院、小山記念病院、国家公務員共済組合連合会 立川病院、東京歯科大学市川総合病院、東京都立墨東病院

2023年度:稲城市立病院、小山記念病院、国家公務員共済組合連合会 立川病院、さいたま市立病院、東京歯科大学市川総合病院、立正佼成会附属 佼成病院

3年目:杏林大学医学部付属病院

産科もしくは婦人科を1年間研修します。2年目の出向施設によっては地域研修が可能な施設へ短期出張する可能性もあります。
連携病院での経験が不足していた分野を中心に研修します。サブスペシャリティの学会にも積極的に発表していきます。産科ローテーション中に2カ月間のNICU研修があります。

4年目:杏林大学医学部付属病院

婦人科もしくは産科を1年間研修します。専門医試験受験資格を満たしながら、試験への準備を進めていきます。例年夏に専門医試験があります。

5年目以降

引き続き杏林大学医学部付属病院に勤務し、サブスペシャリティの専門資格取得を目指したり、大学院へ進学することも可能です。連携病院へ出張し地域の産婦人科医療へ貢献する方もいます。

募集要項一覧(病院HPリンク)

研修内容の詳細については直接お問い合わせください。