医局員の学会発表

9月30日-10月1日に兵庫県淡路市 淡路夢舞台国際会議場で第23回JSAWI(Japanese Society for the Advancement of Women’s Imaging)、10月15-16日に山梨県甲府市 甲府記念日ホテルで第144回関東連合産科婦人科学会総会・学術集会が開かれました。

当医局からも入局後数年以内の若手を中心に参加し、JSAWIでは阪口先生(入局3年目)が発表した「卵巣漿液粘液性境界悪性腫瘍(seromucinous borderline tumor; SMBT)における画像所見の後方視的検討」が優秀演題に選出されました。JSAWIは産婦人科関連疾患の画像に高い関心・技術をもった産婦人科医・放射線科医・病理医が集まる学際的なシンポジウムで、放射線科に混ざり産婦人科では唯一の選出でした。

関東連合では入局1年目の古間先生と金子先生は若手演題でそれぞれ「リンチ症候群が疑われた卵巣明細胞癌の 1 例」「妊娠中に発症した縦隔原発性大細胞型 B 細胞性リンパ腫に対し緊急薬物療法を施行し,良好な予後を得た 1 例」を発表し、金子先生は若手優秀演題に選出されました。どちらも婦人科領域、産科領域で他の診療科と連携し、診断・治療を行った症例であり、他科との連携が容易な杏林大学ならではの症例報告でした。また浅野先生(入局4年目)は「子宮頸部上皮内腫瘍のフォローアップは細胞診だけで十分か?」で婦人科優秀演題に選出されました。

専門医試験受験要件に学会発表と論文執筆があります。当医局では入局初年度の先生には、積極的に学会発表してもらい論文を書く機会があります。もちろんスタッフの指導や相談しやすい先輩が在籍しているためしっかりと指導を受けることができ、初めての学会発表や論文作成も頑張りに見合った成果が出ています。

第23回JSAWI

第144回関東連合産科婦人科学会