第406回 東京産科婦人科学会例会を開催しました

2023年9月9日に千代田区のJA共済ビルで第406回 東京産科婦人科学会例会を当医局の担当で開催しました。例会には当日180名を超える産婦人科医が現地参加し活発な議論が交わされました。

当医局からは、今年入局した秋吉真理子先生と柿崎未萌先生が素晴らしいプレゼンテーションを披露し、質疑応答で見事な成長を示しました。わずか半年の間に、彼らの専門知識が飛躍的に向上したことが伺えました。また若手奨励賞に輝いたのは当医局所属で日野市立病院出向中の阪口響子先生の「当院における臍帯卵膜付着3例の周産期管理についての検討」と、東京慈恵会医科大学本院の河野雅美先生の「免疫関連有害事象の管理についての後方視的検討」が選ばれました。

また指導医講習会では杏林大学精神神経科の坪井貴嗣先生が医療者のメンタルヘルス対策について専門的な講義を行い、特別講演では山梨大学産婦人科の吉野修先生が、子宮内膜症に関する病気の見える化やpatient reported outcome(PRO)について熱心に語りました。この例会は大成功に締めくくられました。

我々は日常診療で経験したことを文献的に調べてまとめ(ときに基礎研究に落とし込み)、発表し論文化することでEvidenceを作っていきます。より質の高い医療を提供するためにも客観的な視点は忘れずに過ごす必要があります。