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小児科

概要・特色

診療科概要

小児科は、新生児から15歳までの身体と心のすべての領域の診療を行っています。身体部分の疾患については、個別の診療に必要な専門医と連携しながら包括的な医療を行っています。(なお、16歳以上でも、小児特有の疾患で年齢がそれ以上の方についての相談も可能です。)

①小児専門の救急要員による3次を含めた24時間対応の救急体制をとっています。地域の医療機関と連携をとり小児救急施設として診療を行っています。

②総合周産期母子医療センターを中心とした新生児・未熟児医療を行っています。

③骨髄移植、長期フォローアップを含む血液・固形腫瘍の最先端医療、小児腎臓疾患の最新治療、小児神経筋疾患・てんかん・発達障害などの診療、先天性心疾患のフォローアップなど幅広い領域で、専門医師による診療を行っています。

平成26年度 病院年報(診療活動報告書)

取り扱っている主な疾患

<主要な疾患と診療方針>
●血液・腫瘍性疾患
典型的疾患
1. 遺伝性球状赤血球症
軽症例、中等症例はヒトパルボウイルス感染症に注意しながら経過観察を行い、輸血が必要になるような重症例は摘脾を行う方針をとっている。脾摘を行う場合には、小児外科に依頼して、できる限り内視鏡的な脾摘術を行う。軽・中等症例でも症候性の胆石症を合併している場合には、胆嚢摘出術と共に脾摘を行う。

2. 特発性血小板減少性紫斑病
日本小児血液学会ITP委員会(講座担当の別所はその委員)および日本小児ITP治療研究会のガイドラインに基づいた治療を行っている。慢性ITPについては、極力検査、治療は行わず、生活上の制限も最小限に留めるための工夫と、その際の注意事項についての指導を行っている。小児の場合、慢性ITPであっても遅れて血小板数が正常化する可能性も低くないので、極力脾摘は避け、年齢が長じるに従って生じる活動の制限による不利益と脾摘による不利益を十分に検討した上で行う方針をとっている。

3. 再生不良性貧血
日本再生不良性貧血研究会の治療プロトコールに基づいた治療を行っている。

4. 急性リンパ球性白血病
東京小児がん研究グループ(TCCSG)の一員として、そこで決められた治療プロトコールに従った治療を行っている。

5. 急性骨髄性白血病
全国共通急性骨髄性白血病プロトコールに従った治療を行っている。今後は日本小児白血病研究グループ(JPLSG)の一員として新に作成されるプロトコールを採用する予定である。
適応のある症例については造血幹細胞移植を行っている。

6. 骨髄異形性症候群
日本骨髄異形成症候群研究会の一員として診断、治療を行っている。

7. 神経芽腫
研究班作成のプロトコールに従った治療を行っている。病期を始めとする予後因子の検討により、予後不良群については自己末梢血造血幹細胞移植を行っている。

8. Ewing 肉腫/PNET
横紋筋肉腫に対する治療プロトコールに準じた治療を行い、自己末梢血造血幹細胞移植を行っている。

9. Langerhans 組織球症
組織化学、電子顕微鏡による適切な診断に基づき、日本LCH研究会(別所はその世話人)の治療プロトコールに従った治療を行っている。

●腎泌尿器疾患
1. 学校検尿異常者における要治療疾患の選択とその治療
蛋白尿単独群、血尿単独群、蛋白尿かつ血尿群のすべてにおいて、超音波検査による腎・膀胱形態を施行。同時に、血液検査により腎機能・血清補体・自己抗体を、また尿検査により尿赤血球形態、低分子蛋白の定量、カルシウム排泄量をスクリーニングとして行っている。以上の結果から、原発性糸球体疾患を疑う例では、尿蛋白/クレアチニン比で0.3以上を腎生検の適応とし、施行後積極的治療を開始する。その治療の主体は、ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固療法である。
膠原病を代表とする続発性糸球体疾患を疑う例では、尿蛋白量の程度に関わらず腎生検を行い、上記の治療選択をすみやかに開始する。

2. 1以外の糸球体疾患
a) 血管性紫斑病性腎炎-大部分の症例は、皮膚の紫斑、腹痛、関節痛の症状の2週から4週後以内に腎症を併発する。腎生検の適応は、尿蛋白の程度によるが、この疾患では自然軽快もありうるので、ネフローゼレベル(尿蛋白0.1g/kg/日以上)であっても、抗血小板剤の投与で2ヶ月間を経過観察期間とする。この間に尿蛋白の減少傾向を示さない、あるいは肉眼的血尿を繰り返す例では、腎生検後ステロイドパルス療法と抗凝固療法を組み合わせたカクテル療法を行う。
b) ステロイド依存性ネフローゼ-ステロイド早期反応例であっても、頻回再発あるいはステロイド依存性を示す場合は、腎生検後微小変化群であることを確認する。多くの症例が思春期以降にまでキャリーオーバーするため、ステロイド長期使用による成長障害などの合併症に注意しつつ、可能な限りステロイド使用量を節約する目的で免疫抑制剤の併用を行う。

3. その他
溶血性尿毒症症候群-多くは腸管出血性大腸菌によるため、2次感染の危険性が大きい。感染症病棟に隔離しつつ、透析治療(腹膜透析、血液透析)を行う。
尿路感染症-乳児期の発熱単独例の原因疾患として多い。全例に尿路の超音波検査、排泄性膀胱造影を行い、基礎疾患の有無を確認する。最も多い原発性膀胱尿管逆流症は、抗生物質の予防投与を行いつつ、自然軽快を示さない症例では2歳を目安に逆流防止術を考慮している。

●小児神経
典型的疾患
1.小児てんかん
てんかんは発達期の小児で頻度が高い疾患であるが、その適切な治療および生活指導によって治る可能性が大きな疾患である。そして、児の発達を重視し、薬の必要な場合にはその副作用に十分配慮した治療が非常に重要視される。最新の情報を提供することにより「治る病気」としてのてんかんをご説明し、家族や本人への心理的な負担に配慮して治療を進めている。
また、小児てんかんの中でも治療が難しいウエスト症候群(点頭てんかん)については、児の状況をつぶさに観察して、最適な治療法を選択し、一日も早い改善による良好な発達が期待できるように治療を行っている。

2.結節性硬化症などの先天的な疾患
結節性硬化症は、てんかんや脳腫瘍などの様々な神経合併症を生じ、神経を含めた専門医師による診療が必須である。また、そのほかの多くの先天的な疾患でも、合併しうる異常や疾患を十分に評価した上で、児の生活を重視して総合的に診療を行っている。

理念

  1. 患者さん中心の医療
  2. 患者さんおよび/あるいは保護者への十分な説明
  3. 患者さんおよび/あるいは保護者との人間的接触の重視
  4. 地域との連携の重視
  5. 院内関連科との連携の重視

基本方針

  1. 子どもの発育、発達をも考慮した診療を行います。
  2. 保護者ばかりでなく、子ども本人に対しても、発達段階に応じて分かるような説明を行います。
  3. 病院の子ども憲章(EACH憲章)の実現に向けて、診療のみでなく、教育、保育など子どもの発達、発育を促すための対応を行います。
  4. 地域における様々な子どものための施策に協力し、健全な子どもの発達、発育の増進、安全な成育環境の確保に寄与します。
  5. 多岐にわたる小児疾患の診療を、自科に立てこもることなく、関連各科と連携して行います。

目標

子ども達の健全な成育への寄与

特色

小児がんをはじめとする慢性疾患の長期予後の改善に伴う、長期フォローアップを含むいわゆるキャリーオーバーの問題にも対応して、成育医療を実現している。

【特殊外来】
特殊外来では、循環器、アレルギー、リュウマチ・膠原病、腎、内分泌、代謝、神経・筋、血液・腫瘍、乳児健診、発達・発育、心理、予防接種、遺伝相談等を行っている。

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