杏林大学の教育
取組の概要 ― グローバル人材を育てる多様な学び
本事業では高等学校と杏林大学がグローバル人材育成に向けてよりスムーズな連携を行っていくための様々な教育的取組を実施・運営します。
長期的視野で学びのプロセスを考える
制度面では、高校生に開放した教育機会を大学入学後に単位として認定するAdvanced Placementを実施し、留学の早期化・長期化・選択肢の複数化を促進します。また、連携高等学校との意見交換に基づき新たな教育効果測定法であるグローバルポートフォリオ・グローバルルーブリックを導入することで、入学者選抜過程を知識偏重型のものから能力・意欲・適性を多面的に測る選抜方式へと転換します。これらの取組により、グローバル社会での活躍に意欲的な関心を示す高校生が、より長期的視野で学びのプロセスを考えることが可能になります。
高校生と大学生がともに成長
教育機会の充実として、高校生対象の大学教養レベルグローバル関連科目の設置、グローバル関連科目の土曜開講、IELTS・TOEICR対策講座の春季集中開講、ライティングセンターの新設などを通じて、大学の教育資源を広く活用し、多様な学修機会を提供します。
教室で大学生と高校生が交流する場が生まれ、「上級生が主体的に下級生を指導する」過程を通じて双方の成長を促すねらいがあります。
さらにこのような高大接続による学びの相互作用を拡大する機会として、「日英中トライリンガル合宿」などの語学イベントも実施します。高校生と英語・中国語を専門的に学ぶ大学生が様々な活動に従事し、英語や中国語の面白さや重要性について意識を共有することで「グローバル人材を目指す若者のコミュニティ」が醸成され、留学機会の拡大と並び、日英中トライリンガルを目指す強いきっかけを提供するものとなります。
以上の取組は外国語学部を中心としたものですが、いずれは本事業の理念や考え方を学内及び社会全体へと波及させていくことが目標です。
今後の活動予定(教育プログラム)
- 杏林APラウンドテーブルの開催
- 早期留学を目指すスーパーグローバルクラス
- 留学準備科目(IELTS, TOEFLなどの試験対策科目)の高校生への開放
- グローバル関連科目の高校生へ開放
- 高校生対象の大学教養レベルのグローバル関連科目の開講
- 英語キャンプ・中国語キャンプによる高校生と大学生の交流
- アドバンスプレイスメントの実施
- ライティングセンターの設置
- グローバルシンポジウム、グローバルセミナーへの高校生・高校関係者の招待
- 英語・中国語によるプレゼンテーションコンテスト・スピーチコンテストの実施