杏林大学関係出版情報(2014年)
書籍を中心に紹介しています。
憲法改正、最後のチャンスを逃すな!
著者 | 田久保忠衛 杏林大学名誉教授 | |
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内容 | 本書は、五つの章から成る。第一章では、日本人であれば占領下で現憲法を受け入れざるを得なかった屈辱の歴史をいま改めて噛みしめてほしいとの思いを込めた。第二章は、憲法の頭部に位置する前文がどれだけ日本の国柄を無視した、いい加減なものかを強調。第三章では、敗戦によって事実上の「米国の保護国」に成り下がった日本の病根を指摘。第四章では、改憲のキッカケをつかむ絶対の国際環境がこれまで何度かわが国に訪れたのに、国際情勢への認識不足からそのチャンスをむざむざ逃してしまった例を挙げた。第五章は、戦後の日本が直面している最大の危機ともいえるこんにち、日本は選択を誤らないでほしいとの祈りを込めた。(「あとがき」より要約) | |
出版 | 並木書店 | |
定価 | 1,500円+税 | |
発行 | 2014年10月30日 | |
頁数 | 254ページ |
「膵がん」と言われたら…
著 | 跡見 裕 杏林大学 学長、阿部展次 杏林大学医学部外科学准教授(消化器・一般外科) |
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内容 | 消化器がんのなかでも最も予後不良とされる膵がんの症状や検査法、治療法などをわかりやすく解説。図や表などが多用され、術式や術後後遺症、化学療法とその副作用についても詳しく示されている。また、医療機関の選び方やセカンドオピニオンの活用法、治療にかかる費用もわかりやすく示されており、まさに「膵がんと向き合う」患者に寄り添った書物である。 |
出版 | 保健同人社 |
定価 | 1,620円 |
発行 | 2014年6月30日 |
頁数 | 127ページ |
Family Issues on Marriage, Divorce, and Older Adults in Japan: With Special Attention to Regional Variations
著者 | 熊谷文枝 杏林大学名誉教授 |
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内容 | 少子高齢化が進展する日本の人口・家族問題を、地域性および、二重構造の視点から分析。 |
出版 | Springer |
定価 | US$129.00 (Pre-Order Price: US$107.86) |
発行 | December 14, 2014 |
頁数 | 219 |
シュライアーマッハーの生涯 上 (ディルタイ全集 第9巻)
編集・校閲者 | 齋藤智志 杏林大学外国語学部教授 |
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訳者 | 浅沼光樹、伊藤敏子、中野修身、山口充、山本幾生、山脇雅夫 |
翻訳協力者 | 真壁宏幹 |
内容 | 近代ドイツ観念論哲学および初期ロマン派文学と歩みをともにし、独自の宗教論や文献学的著作を通じて新しい宗教性を告知したシュライアーマッハーの生涯と思考の展開を、当時の数多くの哲学者、神学者、詩人たちとの連関のうちに位置づけ、西洋精神史の全体的地平のなかで叙述しようとした、ディルタイによる精緻な伝記的研究の翻訳。シュライアーマッハー研究およびディルタイ研究の不朽の基礎文献でありながら、浩瀚であるがゆえにその全体像が隠されてきた作品の本邦初訳。その完成までに15年が費やされた。齋藤は、最終校閲を行い、解説を執筆した。 |
出版 | 法政大学出版局 |
定価 | 29,160円 |
発行 | 2014年7月 |
頁数 | 1282ページ |
Reduced Port Laparoscopic Surgery
監修、著 | 森 俊幸 医学部外科学教授(消化器・一般外科) |
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内容 | 低侵襲外科分野においては1980年代の導入時期より、機器の細径化や減数による更なる侵襲の低減が図られてきた。ポート数減数は体壁に全く損傷がないNOTESがそのゴールとも考えられるが、臨床応用の報告はまだ少ない。単孔式手術は臍部の単一創からスコープや手術器械を進める術式をさすが、手術機器の動作制限のため一般化しなかった。こうした中、単孔式手術に細径鉗子を併用することにより、こうした制限が劇的に緩和されることが報告され、急速に一般化してきている。このような低侵襲手術の方法論を混用する術式は一般にReduced Port Laparoscopic Surgeryと呼ばれている。Reduced Port Laparoscopic Surgeryは日本でその開発進歩が著しく、現在、世界をリードしている分野である。本書は森俊幸医学部教授とベルギーのDapri教授を編者とし、内外の Reduced Port Laparoscopic Surgeryのテクニックや術式開発者を集め、 Reduced Port Laparoscopic Surgeryの最もホットな部分を解説した書物である。この書籍には低侵襲外科の近未来が描かれている。 |
出版 | Springer |
定価 | 99€ |
発行 | 2014年 |
頁数 | 527ページ |
TPP交渉の論点と日本−国益をめぐる攻防−
編著者 | 馬田啓一 杏林大学総合政策学部教授 |
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内容 | 年内妥結かそれとも漂流か。TPP交渉が正念場を迎えている。日米をはじめ交渉参加12カ国はセンシティブな問題をめぐり激しく対立している。関税撤廃、知的財産権、国有企業規律、投資(ISDS条項)、環境など難航する交渉分野の主な争点は何か。合意への道筋をどう付けるのか。本書は、TPPの背景と交渉分野における主要な論点を取り上げ、攻めと守りのTPP交渉を検証した。 |
出版 | 文眞堂 |
定価 | 2,484円 |
発行 | 2014年6月30日 |
頁数 | 241ページ |
通商戦略の論点−世界貿易の潮流を読む−
編著者 | 馬田啓一 杏林大学総合政策学部教授 |
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執筆者 | 小野田欣也 杏林大学総合政策学部教授 西 孝 同教授 久野 新 同准教授 三浦秀之 同専任講師 |
内容 | 世界貿易の潮流に大きな変化が生じるなか、日本の通商戦略も 大きな転機を迎えている。日本経済再生のカギを握る新通商戦略が目指すべきものとは何か。本書は、アジア太平洋の新通商秩序、新たな通商立国の条件、次世代型の通商課題など、日本が直面する目下焦眉の通商上の問題を様々な視点から取り上げ、その現状と課題を考察したものである。 杏林大学総合政策学部と慶應義塾大学のスタッフが中心となり、気鋭の研究者を集めて行った共同研究プロジェクトの成果である。 |
出版 | 文眞堂 |
定価 | 2,600円+税 |
発行 | 2014年6月1日 |
頁数 | 218ページ |
改訂第2版
ナショナルチームドクター・トレーナーが書いた
種目別スポーツ障害の診療
編集主幹 | 林 光俊 杏林大学医学部非常勤講師 |
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編集 | 岩崎 由純 NECレッドロケッツ |
内容 | 2007年に出版した本書は、スポーツ障害でありがちな関節別記述の概念を打ち破る、スポーツ競技種目別(関節別)の記載とした。またひとつの疾患をドクターのみならずスポーツトレーナーにも著者に加わってもらうことにより、選手をスポーツ現場に送り出す道筋を示した。 |
出版 | 南江堂 |
定価 | 6,800円+税 |
発行 | 2014年5月 |
頁数 | 526ページ |
救急活動をめぐる喫緊の法律問題
著者 | 橋本雄太郎 杏林大学総合政策学部教授 |
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内容 | プレホスピタルケアを法律学の立場から体系的に問題点を整理して論じた前著『病院前救護をめぐる法律問題』に引き続き、救急活動に関して現在直面している問題について取り上げ、国や自治体の各種委員として、また地域メディカルコントロール協議会等の委員として得た知見と現場の医師や救急隊員の方々との議論を踏まえて、機能主義的に論じたのが本書です。 |
出版 | 東京法令出版 |
定価 | 1,800円+税 |
発行 | 2014年3月15日 |
頁数 | 288ページ |
主語と時相と活用と ―日本語構造伝達文法・発展C−
著者 | 今泉喜一 杏林大学外国語学部教授 |
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内容 | この本は「日本語構造伝達文法」研究シリーズの4冊目に当たります。構造伝達文法は一般の記述的な文法と違い,なぜ日本語がそのようであるのかを,立体的な構造モデルに基づいて「説明する」ことをめざしています。本書では日本語の主語を考えるには二重主語についてきちんと整理する必要があることや,時相はありうるすべての場合を扱う必要があること,また,古来の動詞や形容詞の活用というものについて新たな視点から捉え直す必要があることを論じています。そのほか,接続詞的な慣用表現がなぜ接続の力を持つのか,挨拶という慣用表現がどんな構造を持っているのかなどについて論じ,最後にモダリティをどう扱うかについて触れています。 |
出版 | 揺籃社 |
定価 | 1800円+税 |
発行 | 2014年2月5日 |
頁数 | 298ページ |
糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版
編著 | 日本糖尿病学会編・著 (同食品交換表編集委員会:委員長 石田 均(杏林大学医学部教授)) |
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内容 | 糖尿病治療のいちばんの柱である食事療法を支える「糖尿病食事療法のための食品交換表第7版」が、約10年振りの改訂を経て発行されました。昨今の日本人の食生活・食文化、そして糖尿病の治療方法の変遷を踏まえ、臨床栄養分野の有識者の叡智を集めて作製されています。常に本書を手元に置き、医師や管理栄養士などの指導の下で食事療法を継続し、その治療の成果を確実なものとされることを、この改訂に携わった一人として、切に期待するものです。 |
出版 | 日本糖尿病協会・文光堂 |
定価 | 900円+税 |
発行 | 2013年11月1日 |
頁数 | 132ページ |
新編 台湾映画 社会の変貌を告げた(台湾ニューシネマからの)30年
著者 | 小山三郎 (杏林大学外国語学部教授) |
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内容 | 本書は、1980年代台湾ニューシネマの時代から現在までの30年の映画史をテーマとしている。この時代は、台湾が民主化に向かう時代であり、台湾映画が国際的な映画祭で高く評価される時代である。そしてこの30年間の映画は、台湾社会の変貌を表現する媒体として存在している。2008年『台湾映画』と合わせて台湾映画を通じて台湾史が語られることになった。 |
出版 | 晃洋書房 |
定価 | 2000円+税 |
発行 | 2014年1月20日 |
頁数 | 188ページ |
メディカルサイエンス 臨床化学検査学 −病態生化学の視点から
編集者 | 太田敏子(筑波大学名誉教授)、下村弘治(文京学院大学教授)、 川上 康(筑波大学教授)、寺平良治(藤田保健大学教授)、 三村邦裕(千葉科学大学教授) |
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執筆者 | 島 幸夫(杏林大学保健学部教授) |
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内容 | 人体の病態に照らした各種検査の意味と原理を理解するため、病態生化学編の第T章「生命現象の生化学―生命現象の分子基盤」、第U章「病態の生化学―人体の正常と異常」として生化学の基礎を学べること、また臨床検査学編の第V章「分析の化学―生体分子の分析法」、第W章「人体の臨床化学検査の実際―生体分子の分析各論」として、全体の半分以上を割いて図や写真を多く取り入れて理解しやすい工夫を行った。臨床検査の国家試験対策だけでなく、医学部や薬学部、理学部の学生や研究者に広く利用できるよう作成した。
島:T―2―4(アミノ酸代謝)、W―4−7、8(臨床化学酵素検査 γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GT)、コリンエステラーゼ(ChE)) |
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出版 | 近代出版 | |
定価 | 5,300 円+税 | |
発行 | 2014年1月 | |
頁数 | 432ページ |
若葉マーク 臨床検査学エッセンス・ノート 3 臨床生物化学分析検査
編著者 | 山内一由 (筑波大学准教授) | |
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執筆者 | 島 幸夫(杏林大学保健学部教授) 宿谷賢一(東京大学医学部付属病院 検査部副臨床検査技師長、元杏林大学付属病院 臨床検査技師) |
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内容 | 膨大な量に及ぶ臨床検査に関連する知識を秩序だって整理していただく一助になるように、エッセンスとなる知識を厳選して編集したサブテキストである。「臨床検査学」を志す学生のみならず、実務に携わる臨床検査技師、あるいは医師の皆様にお役立ていただくことで、いささかでも臨床検査の質の向上につながることを祈念している。 |
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出版 | 株式会社メジカルビュー社 | |
定価 | 4,000 円+税 | |
発行 | 2013年12月10日 | |
頁数 | 280ページ |