小野医師

麻酔科専攻医/杏林大学2018年卒
初期研修:災害医療センター

市中病院で初期臨床研修を終え当教室に入局しました。学生時代は外科系の科目を専門にしようと考えていました。しかし、臨床研修中に麻酔科学の幅広さや奥深さに惹かれ麻酔科を専門にしようと決めました。

どのような難しい症例にも対応できる麻酔科医になるために多様な症例の集まる大学病院で後期研修を行いたいと考え、初期臨床研修2年目の春に当教室を見学しました。手術麻酔、緩和医療、集中治療などの専門分野がありますが、それぞれを専門とする先輩方がいることや孤立せず助けを求められる雰囲気、多様な症例を拝見し入局を決めました。

専門分野はまだ考えている途中ですが、まずは基本的な麻酔が行えるように先輩方の指導の下、日々奮闘しています。是非一度見学にいらしてください。

田渕医師

麻酔専門医/杏林大学2012年卒
初期研修:杏林大学病院

ひとことで麻酔科と言っても、手術麻酔、集中治療、緩和医療、ペインクリニックなど、様々な分野があります。私は現在主に手術麻酔を行っていますが、手術麻酔にも、心臓麻酔、小児麻酔、産科麻酔など幅広い症例があります。

 

当院は手術件数も多く、また、大学病院である事から様々な全身合併症を有する患者さんが多くいらっしゃいます。日々、患者さんにとって、どのような麻酔計画をたてるのが一番良いかという事を考え、実践していきます。手術中、患者さんの一番近くにいて、安全を第一に守ることが麻酔科医の役割であり、看護師さん、臨床工学士さん、そして主治医の先生方とコミュニケーションをとりながら、安全に円滑に手術を進めていけるよう心がけています。

 

当医局では、様々な分野を専門にする先輩方がいるため、日々の疑問、反省点など、いつでも気軽に相談やアドバイスをしあえる環境にあります。とらわれない心、こだわらない心、かたよらない心。これは私のモットーですが、麻酔の方法はこれといった正解が必ずしもあるわけではなく、麻酔科医それぞれが患者さんにあった麻酔計画を考えて、最終的には毎朝のカンファレンスを通じてみんなで計画を決定しています。私はこの点も麻酔の面白いところ、奥深いところであると感じています。先輩、後輩関係なく、みんながどういった考えでその麻酔方法を選択したのか、薬の使い方や経験談を聞く事で、自分になかった考え方を知る事ができ、とても興味深く、今後の自分に生かしていきたい点も多いです。

 

また、先にも述べた通り、麻酔科医の仕事は手術麻酔だけではありません。研修医の間はあっという間で慣れた頃には麻酔科研修が修了していたと思いますが、どんな分野にせよ、興味を持った分野があれば、気軽に声をかけてください。いろんな医局員がおり、個性あふれるメンバーが揃っています。