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大学ホーム国際協力研究科受験生の方へ修了生のメッセージ矢崎祥子さん 国際文化交流専攻

修了生のメッセージ

関 かおるさん 国際文化交流専攻

再出発

 (1)新しい知識を学ぶ機会が欲しかったこと、(2)日本語教師として、今までしてきた仕事を一度ゆっくり振り返ってみたかったこと、この2点が大学院の門を叩いた大きな理由です。社会人が学ぶ機会は以前より遥かに多くなったとはいえ、学部卒業から25年以上経った私が、学部の専攻を問わずに受験できる大学院はそう多くはありませんでした。現在の日本語教育の状況などを、社会、経済、文化などあらゆる面から考えてみたかったこともあり、国際交流関連の授業を多く受講できるところに絞り、杏林大学大学院受験を決めました。

 仕事をしながらの通学は、想像していた以上にハードで、本当に論文を書くところまで行けるのかと何度も思いました。しかし、幸運なことに、仕事をすること=研究テーマについて考えることという仕事と研究が常に同時進行だったこともあり、何とか挫折せずに修了までこぎつけることが出来ました。

 教育の現場で感じたことが理論的には「このように説明できる」と気づいたことや、今まで思い込みで理解していたことがそうではないとわかったことなど、新たな発見があり、さらには専門的な知識を系統的に学ぶことが出来た、貴重な時間となりました。きちんとした文章を書くというごく基本的なところから、考え方を整理し簡潔に伝える方法、理論を組み立てていく方法などを学ぶことで、2年という短い時間ではありましたが、今後に向けてさらにステップアップするための力を得た気がしています。研究テーマにどう向き合うのか、その方法が理解できたところです。今後もじっくり取り組んでいこうと思っています。

 大学院修了は日本語教師としての私の再出発のスタートラインです。

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