日中通訳・翻訳者養成
大学院に「通訳・翻訳研究」の専門分野新設
2008年4月から 国際文化交流専攻に新しい専門分野が開設されています。
従来の「言語文化研究」「日本研究」「文化交流研究」に加えて新たに「通訳・翻訳研究」の専門分野が加わりました。日本語と中国語の通訳翻訳研究の実践的研究の場を提供するもので、日本の大学、大学院では初めてのコースです。
また、2009年4月からはこのコースが専攻に昇格して「国際言語コミュニケーション専攻」となります。この専攻のページもご覧ください。
講義科目(各2単位、Aは春学期に開設、Bは秋学期に開設)
- 通訳翻訳概論A
- 通訳翻訳概論B
- 日中逐次通訳特論A
- 日中逐次通訳特論B
- 日中同時通訳特論A
- 日中同時通訳特論B
- 通訳理論と技法特論A
- 通訳理論と技法特論B
- 翻訳理論と技法特論A
- 翻訳理論と技法特論B
演習科目(論文指導)
- 言語と文化交流T
- 言語と文化交流U
- 言語と文化交流V
国際文化交流専攻は「国際的な視座に基づき世界諸地域の言語と文化の特質を学術的に研究し、この成果を実践的 諸形態に還元するための具体的な方法論として考究すると共に、この分野での先導的な高度専門職業人に必要な諸技能を身につけて、我が国の国際協力推進に寄 与する人材の養成」を目的としています。新設の分野はまさにこの目的を具現するものであります。
このたび新設される「通訳・翻訳研究」分野の教育指導の中核となる本学の塚本慶一教授は日本における通訳者養 成の第一人者であるばかりでなく、中国においても、複数の大学・大学院との教育交流の実績をもち、関連各界から、日本における拠点づくりを早くから望まれ ていました。先般、全国組織として設立された「日本中国語通訳翻訳研究会」主催の国際シンポジウムに駆けつけた内外の関係者からも期待と注目を集めたことからも、まさにこの分野に対する時代の強い要請があることがわかります。
現役の通訳者は理論研究と技能の練磨によってより高いレベルの仕事を社会に還元できるように、また後進の指導 にあたれる教師陣を育成することも肝要です。将来の通訳者をめざす学生諸君も相当な基礎力がないと消化できないハイレベルな講義となります。入学にあたっ ての選考も当然のことながら実力と適性が厳しく問われます。多くの俊英が挑戦されることを期待します。
杏林大学の大学院でのこのコース設置には海外の協定校も注目しており、海外の大学・大学院や関係機関からの派遣留学の依頼も多数だされています。国際交流において真の価値を提供できるものと自負します。
(従来からの専門分野の講義科目は以下のとおりです。)
国際協力研究科・国際文化交流専攻 従来の専門分野の科目
(注:それぞれ、春学期開設の「A」と秋学期開設の「B」に細分される)
言語文化研究
- 対照言語学特論
- 比較言語社会学特論
- 言語文化相関論
- 文化交流における言語特論
- 対照音韻学特論
- 国際コミュニケーション特論
- バイリンガル教育特論
日本研究
- 日本文化論
- 日本文学特論
- 日本語構造論
- 日本語教育特論I
- 日本語教育特論II
- アジアにおける日本文化特論
文化交流研究
- アジア交流史
- アジア地域圏交流実践論
- アジア地域圏文化交流特論
- 日欧文化交流史
- 欧米地域圏交流実践論
- 欧米地域圏文化交流特論
- 中南米文化社会特論
- 現代中国文化社会特論
- 文化交流実践論
- 比較文化社会特論
- 国際観光論
- 比較教育特論
- 日中同時通訳特論